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TPP バイオ医薬品などで大詰めの交渉続く
10月3日 18時48分

TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日本時間の4日未明から午前中に交渉を終結させて大筋合意を実現するため、焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間などで大詰めの交渉が続いています。
アメリカ南部のアトランタで行われている、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日本時間の3日午前の全体会合で、4日未明から午前中の交渉終結を目指すことを確認しました。
これを受けて、焦点となっているバイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱い、それに自動車分野などについて、残された時間で一致点を見いだすため、アメリカやオーストラリアなどの関係国が閣僚間や事務レベルの交渉を続けているものとみられます。
TPPを担当する甘利経済再生担当大臣は全体会合のあと、記者団に対し、「アトランタ到着以降、進展が見られたが解決には至っていない。全体会合では閣僚が個別に解決に向けてさらに努力するということになった。現地時間の3日の午後には交渉を終結し、記者会見を開くことを目標にすると確認した」と述べました。
また、甘利大臣は交渉の進ちょく状況について、「自動車については、あと一歩のところまできている。バイオ医薬品については知恵を出しながら苦闘しているという感じだ」と述べました。
日本政府関係者によりますと、12か国の閣僚らが会合の成果を発表する共同記者会見は、日本時間の4日未明に開かれる方向で調整が進んでいるということで、大筋合意の実現を目指す各国の大詰めの交渉が続いています。

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