脂肪肝の人がヨーグルトをたくさん食べると?
ランダム化比較試験により検証

from Journal of dairy science


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非アルコール性脂肪性肝疾患は、進行すると肝硬変になることもある注意が必要な病気です。今回の研究では、ヨーグルトが脂肪肝の血液検査値の改善にどのような効果があるか検証しました。


◆善玉菌を多く含んだヨーグルトを食べる群と普通のヨーグルトを食べる群にランダムに振り分け

今回の研究では、非アルコール性脂肪性肝疾患の患者72人を、人体に有益と言われている2種類の菌(乳酸菌の一種であるLA-5とビフィズス菌の一種であるBB-12)を多く含むプロバイオティクスヨーグルトを食べる群と、それと同量の普通のヨーグルトを食べる群の2群にランダムに分けました。

ヨーグルトの量は、どちらも1日300gとし、8週間継続して食べた効果を検証しました。

 

◆善玉菌を多く含んだヨーグルトを食べるとLDLコレステロールなどが改善

以下の結果が得られました。

プロバイオティクスヨーグルトの摂取により、対照群と比較して、血清のアラニンアミノ基転移酵素の値が4.67%、アスパラギン酸アミノ基転移酵素の値が5.42%、全コレステロール値が4.1%、LDLコレステロール値が6.92%減少した。

プロバイオティクスヨーグルトを食べると、普通のヨーグルトを食べるよりも、LDLコレステロール値などの脂肪肝に関わる血液検査値が改善したという結果でした。一方、中性脂肪やHDLコレステロール値に変化は見られませんでした。

 

今回用いられたヨーグルトは、プロバイオティクスヨーグルトという特定の菌が多く入っているものです。市販のヨーグルトにはプロバイオティクスと説明されているものがありますが、含まれている菌はすべて同じではありません。プロバイオティクスについては多くの研究があり、このように病気に関係する効果についても知見が重ねられつつあります。


◆参照文献

Effects of probiotic yogurt consumption on metabolic factors in individuals with nonalcoholic fatty liver disease.

J Dairy Sci. 2014 Dec

[PMID: 25306266 ]


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*この記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。




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