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“う回寄付に使用”の政党支部 日歯連が実質管理
10月3日 17時56分

“う回寄付に使用”の政党支部 日歯連が実質管理
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日歯連=日本歯科医師連盟の政治資金を巡る事件で、日歯連が5年前う回寄付に使ったとされる民主党の政党支部は、当時、日歯連が実質的に管理していたことが関係者への取材で分かりました。東京地検特捜部は政党支部を経由させる形を装うことで、う回寄付を隠そうとしていたとみて調べています。
日歯連の前会長の高木幹正容疑者(70)と元会長の堤直文容疑者(73)ら3人は、参議院議員を後援する日歯連関連の団体に寄付した際、収支報告書にうその記載をした疑いがもたれています。
日歯連は5年前の平成22年、参議院選挙に立候補した民主党の西村まさみ議員の後援団体に合わせて1億円をう回寄付したとみられていますが、この際、う回先に使ったとされる民主党の政党支部は、当時、日歯連が実質的に管理していたことが関係者への取材で分かりました。
政党支部は日歯連が入る日本歯科医師会館を事務所として寄付の直前に設立され、逮捕された堤元会長が幹事長を、日歯連の当時の副会長3人が幹事を、それぞれ務めていたということです。
堤元会長は逮捕前のNHKの取材に対し、「選挙の前に政党支部を立ち上げたが、役員会や会計の打ち合わせはしたことがない」などと話していました。
特捜部は、活動実態のない政党支部を経由させる形を装うことで、う回寄付を隠そうとしていたとみて調べています。
関係者によりますと、3人はいずれも容疑を否認しているということです。

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