トップページBusinessニュースTPP交渉 あす未明から午前中の終結目指す
ニュース詳細

TPP交渉 あす未明から午前中の終結目指す
10月3日 12時08分

TPP交渉 あす未明から午前中の終結目指す
k10010257421_201510031215_201510031216.mp4
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日本時間の3日午前、3日目の全体会合が開かれ、焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間などで詰めの交渉を続け、日本時間の4日未明から午前中の交渉終結を目指すことを確認しました。
アメリカ南部のアトランタで行われている、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日程を延長して、日本時間の3日午前9時半すぎから3日目の全体会合が開かれました。
全体会合は20分ほどで終了し、焦点になっているバイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いなどの交渉状況が報告され、閣僚間や事務レベルで詰めの交渉を続けることを確認しました。
会合のあと、甘利経済再生担当大臣は記者団に対し、「当事国が残されている課題を説明し、現在の進捗(しんちょく)状況を関係国すべてで共有した。現地時間の3日の午後には交渉を終結し、記者会見を開くことを目標にすると確認した」と述べ、日本時間の4日未明から午前中の交渉終結を目指すと確認したことを明らかにしました。
また、甘利大臣は交渉の進捗状況について、「自動車については、あと一歩のところまできている。バイオ医薬品については知恵を出しながら苦闘しているという感じだ。主要関係国のアメリカとオーストラリアを中心に徹夜の交渉が続くと思う」と述べました。
日本政府関係者によりますと、今回の会合の成果を発表する共同記者会見は、日本時間の4日未明に開かれる方向で調整が進んでいるということで、各国は、大筋合意を目指して大詰めの交渉を続けることにしています。

関連ニュース

このページの先頭へ