第10回「B―1グランプリ」開幕 62団体参加、300万人見込み
2015年10月3日11時48分 スポーツ報知
ご当地グルメで全国各地の魅力を発信する町おこしイベント、第10回「B―1グランプリ」が3日、青森県十和田市で開幕した。62団体が参加した。実行委員会は4日までの2日間で計約30万人の来場者を見込んでいる。
開会式で小山田久十和田市長が「B―1を通じて新たな出会いと触れ合いを楽しんでください」とあいさつ。開幕宣言に続いて料理の提供が始まると、各団体のテントにはさっそく長い行列ができた。
秋田県鹿角市から家族で訪れた小学5年生は、「佐伯ごまだしうどん大作戦」(大分県)がつくるごまだしうどんを1食目に選び「麺がつるつるしておいしかった。他の料理も全部食べたい」と笑顔で意気込んだ。
会場では、各団体の料理の味だけでなく、地域のPRやおもてなしの方法などを総合的に評価し、食べ終わった後の割り箸を団体の投票箱に入れて投票ができる。箸の重さで順位が決まり、3位までの団体に箸の形をしたトロフィーを贈る。
B―1グランプリは2006年に青森県八戸市で初開催された。十和田市の人口は約6万人と、過去の開催都市の中で最も少ないが、市内の小学生を含むボランティア延べ約5000人が来場者のおもてなしに力を入れている。