ロンドンオリンピックは好成績を残すことができ、日本のフェンシング界にも貢献できたかなと思っています。そして被災地である地元に元気を届けることができました。でも、日本を元気づけ、フェンシングの人気を維持するためには僕たち選手が今後も結果を出すことが、大きな目標です。まずは2013年の世界選手権で金メダルを取ること。そして、ひとつひとつの挑戦を次につなげていくことです。
スポーツの世界はすごく波があって、調子がいい時もあればスランプもあります。もちろん今回の銀メダルはすごくうれしい結果ですが、勝った油断が次の負けにつながることもあります。でも負けた悔しさを次の勝利につなげることもできるはずです。負けを次にどう生かすかが大事だし、これがスポーツの醍醐味でもあると思います。マイナスをプラスにかえる強さ。これからもフェンシングを通して、僕が伝え続けていきたいことです。