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津波で閉校の小学校で最後の運動会 仙台
10月3日 12時08分

津波で閉校の小学校で最後の運動会 仙台
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東日本大震災による津波で被害を受け、住民が住めなくなった地域にある仙台市の小学校が、142年の歴史に幕をおろして閉校することになり、住民も参加した最後の運動会が開かれました。
仙台市宮城野区にある中野小学校は、東日本大震災の津波で校舎が大きな被害を受けたうえ、周辺の地域が災害危険区域に指定されて住民が住めなくなったため、来年3月に142年の歴史に幕をおろし閉校することになりました。
3日は、中野小学校の仮校舎が設けられている近くの小学校で、子どもたちや地域の住民およそ300人が参加して、最後の運動会が開かれました。開会式で三塚修校長があいさつし、「最後まで粘り強く頑張る姿を見せてほしい。地域の人たちと一緒に『心に残る運動会』にしましょう」と述べました。
このあと、子どもたちが練習を重ねてきたダンスを披露したり、住民たちが地区ごとに分かれて綱引きをしたりして、地域が一体となって最後の運動会を楽しんでいました。
参加した6年生の女の子は「最後になって残念ですが、なかよく楽しい運動会にしたい」と話していました。また、74歳の住民の男性は「自分が通っていた学校がなくなるのは寂しいが、きょうは思い出になるよう災害に負けずに頑張る子どもたちを応援したい」と話していました。

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