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 大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)らは1日、大阪都構想への再挑戦を改めて表明した。だが11月の大阪府知事、大阪市長のダブル選挙で検討中のマニフェストでの扱いには迷いも見える。5月の住民投票からわずか4カ月半。選挙戦は、都構想に最終的な決着をもたらすのか。

 「(大阪府と大阪市の)二重行政を解消し、東京と大阪の二極をつくる手段は、都構想以外では難しい。府知事選、市長選で挑戦させていただきたい」

 松井氏は会見で、そう宣言した。都構想は大阪維新の政策の「1丁目1番地」。8月上旬にあった全体会議で、橋下氏が都構想について所属議員に聞くと、「今後も掲げるべきだ」という意見が相次いだ。11月のダブル選に向け、再び訴えていく流れが固まった。