客引きの中国人の男 傷害の疑いで逮捕

10月1日 12時11分

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おととし、東京・新宿歌舞伎町で、観光客のインドネシア人の男性と風俗サービスの料金を巡る、いわゆる「ぼったくり」でトラブルになり、男性を殴って意識不明になる傷害を負わせたとして、客引きをしていた中国人の男が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、中国残留孤児の２世などで作る不良グループ「チャイニーズドラゴン」のメンバーで中国人の李兆輝容疑者（２８）です。
警視庁によりますと、李容疑者は、おととし８月、観光で歌舞伎町を訪れていたインドネシア人の３８歳の男性に「レンタルルームで女性から風俗サービスを受けられる」と声をかけ料金を受け取りましたが、さらに現金を要求してトラブルになり、男性を殴って頭の骨を折るけがを負わせたとして傷害の疑いが持たれています。
男性は日本で治療を受けたあとインドネシアに帰国しましたが、現在も意識不明だということです。
警視庁によりますと、防犯カメラの映像などから李容疑者が関わった疑いが持たれていましたが、事件の翌日に帰国し、先月、再び来日したことから逮捕したということです。
警視庁の調べに対し李容疑者は容疑を認め、「殴って相手を倒したことは間違いありません。大変申し訳ないことをした」と供述しているということです。