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 米オレゴン州ローズバーグの「アムクワ・コミュニティー・カレッジ」で起きた銃乱射事件で、警察当局は2日、犯人は同校の学生のクリス・マーサー容疑者(26)だったと発表した。一方ニューヨーク・タイムズ紙は、同容疑者が、自分を「敗者」と見なす内容の手紙を現場に残していたと伝えた。

 当局によると、マーサー容疑者は授業中の教室に押し入って銃を乱射し、67歳の教員1人と、18歳から59歳の学生8人を撃ち殺したという。同容疑者は警察との銃撃戦で死亡した。同容疑者のものとみられる銃が現場から6丁、自宅から7丁押収された。

 ニューヨーク・タイムズ紙が捜査当局者の話として伝えたことによると、現場にはマーサー容疑者が書いた数ページの手紙があった。ガールフレンドがいないことを苦にし、全てがうまくいかないと嘆き、自分の運命を嫌う内容が書かれていたという。(ローズバーグ=平山亜理)