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TPP閣僚会合 大詰めの交渉続く
10月3日 10時12分

TPP閣僚会合 大詰めの交渉続く
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日本時間の3日午前に3日目の全体会合が始まり、大筋合意の実現を目指して、焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間などで大詰めの交渉が続いています。
アメリカ南部のアトランタで行われている、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日程を延長して、各国の首席交渉官による会合が行われたあと、日本時間の3日午前9時半すぎから3日目の全体会合が始まりました。
これに先立って、甘利経済再生担当大臣は記者団に対し、「各交渉官がまさに夜を徹して、残された課題を詰めてきている。その現状報告を閣僚会合で共有し、直ちに事務折衝の継続に入る。事務方はきょうも徹夜になると思う」と述べました。そのうえで、甘利大臣は「あした、すべての残された課題を解決し、共同会見を開くことができるように各国が全力で終結に向けて取り組んでいる」と述べました。
また、甘利大臣は焦点となっているバイオ医薬品の開発データの保護期間について、「非常に難しい課題が残っているが、関係国が最大の工夫をしている。日本も適切なアドバイスをしており、間合いは狭まりつつある。着地点を見出すための工夫をしている」と述べました。
バイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いを巡っては、アメリカやオーストラリアなどの関係国が一致点を探るため、個別の交渉を断続的に行うなど大筋合意の実現を目指して大詰めの交渉が続いています。

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