「撮り鉄」逮捕、ロープを切断 撮影のため敷地内に侵入か
2015年10月2日20時50分 スポーツ報知
福島県白河署は2日までに、線路の敷地に設置された安全ロープを切断したとして、器物損壊の疑いで京都市の大学生(18)を逮捕した。調べに「列車の写真をきれいに撮るために切断した」と容疑を認めている。
「撮り鉄」と呼ばれる列車の写真を撮影して楽しむ愛好者の間では「ロープが黄色と黒色で、写真の中で目立ってしまい目障りだ」と言われ、毛嫌いされているという。
逮捕容疑は6月4~8日頃、同県白河市のJR東北線白河―久田野間で、上下線の線路間に設置された安全ロープを約880メートルにわたって切断した疑い。ロープを支えていた鉄製の支柱約100本も引き抜かれていた。
同署によると、家宅捜索でニッパーなどを押収した。当時鉄道イベントがあり、昭和初期などに製造された珍しい車両が同区間を走行した。周囲には「撮り鉄」らが集まっていたという。同署は大学生が写真を撮影するために敷地内に侵入したとみている。