爆弾低気圧、日本列島で猛威 強風と大雨
2015年10月2日9時32分 スポーツ報知
日本列島は1日夜から2日にかけて、急速に発達した「爆弾低気圧」が日本海を北上し、広範囲で非常に強い風が吹き大雨も降った。北海道と東北では3日まで影響が残る見込みで、気象庁は暴風や高波に警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、低気圧は2日未明に950ヘクトパスカル程度まで急発達し、低気圧から延びる前線が列島を通過した。北海道では利尻空港で43・7メートル、稚内空港で41・7メートルの最大瞬間風速を観測。各地で大雨も降り、福井県南越前町で1時間に57・5ミリ、同県敦賀市では48・0ミリを観測した。
低気圧は3日にかけてロシア付近へ進むため、北海道や東北では引き続き非常に強い風が吹く恐れがある。予想される最大風速は20~30メートル、最大瞬間風速は35~45メートル、波の高さは7~9メートル。北海道では3日午前6時までの24時間に多い所で80ミリの大雨が降る予報だ。