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●リンク●●「国会前デモに集まるヘイトな人々」と、タイトルも姑息なサンケイニュース おなじ「SEALDsの正体」と題するなら、こっちのほうが断然面白い! 昔、愛読していたネットゲリラのアーカイブ。 ●リンク2●●潜水艦戦〈ネットゲリラ〉から『SEALDsの正体』 ■
[PR] 2時間3分の映画をコマーシャル抜いた1時間半くらいに押し込んだ「カット放映」だ。 画像の津波の場面はごっそりカットされてしまった。しかし、これに関してはすこし違った感想を持つことになる。市販のDVDを買って見たときは確かに映画『ゴジラ』を吹き替えで見ていたから『ゴジラ』には違いないのだが、日本の茶の間で放映された『ゴジラ』は、純粋日本人向けに「脚色」されてしかるべきものと判断したからだ。映画感やDVDと違って、日本で日本の放送媒体が送り出す映像であるからには、映画をそのままの放送では確かに東日本大震災の被害者当事者としては「ぐさり!」とくるものがあるはずだ。二次使用とはそういうことなのだ。 しかし、報道に二次は許されない。それは「印象操作」という虚偽工作だからだ。はっきりいって犯罪だ。 フジ=サンケイグループは、またまた安倍に追随し、戦争法案を堂々と擁護し、マスコミの権力監視と公共の福祉に期する報道の責務を放棄した。 この無様な印象操作と、醜悪なくそ袋の腐臭にヘドをもよおす! ■
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これを聴きながら50年という時のながれを思い返していたのだ。
あの時、まだ産まれてもいない奴らと、若者として生きていた奴らがいま、国の中枢をになって政治を壟断しているのである。 そして、それと闘っているのが、まだ、あの時子どもでもなかった若者たちなんだ! 強く育ったんだなあー。 ●共感リンク●●戦争法案に反対するハチ公前アピール街宣 ■
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深更。[超SMリンク兼小説ブログ《SM-park 地獄のショック痙攣》]が消えてた! なにが祟って削除されたのか。最後のページは非小説で、「沙村広明」紹介のリンク記事だったが……
近々に対策講じます! 続報:9月28日になったばかりの深夜。 とりあえず、ココログで上げておいたSMparkを代理としておきます。そこを土台に、3年まえに書きかけた小説のあとにつづけて最近構想してた新作に引き継ぐことにします。 いいきっかけとなりました(笑)。神さまのおぼしめしだな(爆)。 リンク■超SMリンク兼小説ブログ《SM-park 地獄のショック痙攣》 ■
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漢字とか活字とか、字画面からも日本語の素晴らしさは子供のころから感じてた。こうして紹介してる[おもしろ日本語]の土台は、20代の俺が職業技能取得施設で、おぼえたての和文タイプで手帳に入力印字してたもの。これについては『版下屋風雲録』という名著?もあるが(笑)、モトヤのタイプレス自体一大風雲記でもあるので、別に機会をあらためて詳記することにします m(_ _)m)。
「おもしろ日本語」の第二回目は名調子! はずむような名文句なので是非に、しっかりと暗記して今年の忘年会の「隠し芸」にでも披露してみませんか? Ⓖ しりとり文句の名作『牡丹に唐獅子』 「牡丹に唐獅子竹に虎、虎を踏まえて和藤内、内藤さまは下がり藤、富士見西行うしろ向き、剥き身ハマグリ馬鹿ばしら、柱は二階と縁の下、下谷上野の山桂、桂文治は噺家で、でんでん太鼓に笙の笛、閻魔は盆とお正月、勝頼さんは武田菱、菱餅三月雛祭り、祭り万灯山車屋台、タイにカツオにタコ・マグロ、倫敦(ろんどん)異国の大港、登山するのはお富士山、三べん回ってタバコにしょ、正直正太夫(しょうだゆう)伊勢のこと、琴に三味線笛太鼓、太閤様は関白じゃ、白蛇の出るのは柳島、縞の財布に五十両、五郎十郎曾我兄弟、鏡台針箱タバコ盆、坊やは良い子だネンネしな、品川女郎衆は十匁、十匁の鉄砲二つ玉、玉屋は花火の大元祖、宗匠の住むのは芭蕉庵、アン掛け豆腐に夜鷹ソバ、相場のお金がどんちゃんちゃん、チャンやオッカア四文おくれ、お暮れが過ぎたらお正月、お正月の宝船、宝船には七福神、神功(じんぐう)皇后武内(たけのうち)、内田は剣菱七つ梅、梅松桜は菅原で、ワラで束ねし投げ島田、島田金谷は大井川、かわいけりゃこそ神田から通う、通う深草百代(ももよ)のなさけ、酒と肴で六百出しゃままよ、ままよ三度笠横ちょにかぶり、かぶり縦に振る相模の女、女ヤモメに花が咲く、咲いた桜になぜ駒つなぐ、つなぐかもじに大象もとまる」(幕末から明治にかけて全国的に流行した) Ⓗ 「早口ことば」あそび ①なま米なま麦なま玉子 ②スモモもモモももう売れた ③盆豆盆米盆ごぼう ④書写山の写僧正 ⑤小米(こごめ)も生がみこん小米も小生がみ ⑥野なでしこ野石竹(せきちく) ⑦向かいの長押(なげし)の長薙刀(なぎなた)は、たれが長押の長薙刀ぞ ⑧兵庫の坊主が屏風をもって来て坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた ⑨青巻紙赤巻紙黄巻紙 ⑩隣りの客はよくカキ食う客、向こうの客もよくカキ食う客、うちの客もよくカキ食う客 ⑪茶がま雨合羽 ⑫カエルひょこひょこ三(み)ひょこひょこ合わせてひょこひょこ六(む)ひょこひょこ ⑬裏の竹垣だれ竹立てかけた ⑭東京特許許可局 ⑮農商務省特許局日本銀行国庫局 ⑯高崎の先に北高崎 ⑰法性(ほっしょう)寺の入道さきの関白太政大臣さん、法性寺の入道さきの関白太政大臣めというと腹を立てなさるによって、今から法性寺の入道さきの関白太政大臣さんと申しましょうなあ、法性寺の入道さきの関白太政大臣さん ⑱むこう小山の小寺の小僧が小だなの小みそを小なめて小頭こつんとこづかれた ⑲山王の桜にサルが三下がり、合の手と手と手と手々と手と手と ⑳神田鍛治町の角の乾物屋の勝ちグリは堅くてかめない ㉑大阪市心斎橋四丁目塩屋の新助さん塩四升しがんで白目むいて死んだ ㉒二条の西の洞院西入(とういんにしい)ル人形屋の二階でニワトリが二匹西向いて逃げた ㉓かんかん尽くしをいおうなら、ミカン金柑酒に燗、子供に羊羹やりゃ泣かん、親のせっかん子が聞かん ㉔厄介もっかい鼻もっかい、大きなかいは博覧会、小さなかいはシジミっ貝 ㉕そうだ想田村の村長さんソーダのんで死んだそうだ、葬式まんじゅう小さいそうだ、中のあんこも少しだそうだ ㉖(津軽方言を使った早口)しゃんべればしゃんべるってしゃんべられるし、しゃんべねばしゃんべねってしゃんべられるし、どうせ、しゃんべられるんだば、しゃんべねで、しゃんべられるより、しゃんべってしゃんべられるほうが、いいってしゃんべってらってしゃべってけ (早口の中には和歌の形式によるものも多く、次に続くのは「畳語」と呼ばれるものである) ㉗心こそ心迷わす心なれ 心に心心許すな ㉙よき人のよしとよく見て良しといひし 吉野よく見よよき人良く見つ(『万葉集』) ㉚さくらさく桜の山の桜花 咲く桜あり散る桜あり ㉛赤坊主青野ヶ原で黄な声 くろうとめいて素人浄瑠璃 ㉜瓜売りが瓜売りに出て瓜売れず 売り売り帰る瓜売りの声 ㉝秋も秋今宵も今宵月も月 処も処見る君も君(『後拾遺集』) Ⓘ 長い人名——寿限無(じゅげむ) 「寿限無寿限無五光のすり切れず海砂利水魚水魚末、雲来木風来木、食う寝るところに住むところ、やあぶら小路やぶ小路、ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅうりんがん、しゅうりんがんのぐうりんだい、ぐうりんだいのぽんぽこぴい、ぽんぽこなあの長久命の長助」(週刊読売1968年=昭和43年9月20日号特集『日本語を考えよう』・同9月27日号特集『続・日本語を考えよう』より) ■
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さて、きょうから何回かに分け、「おもしろ日本語あそび」と題して、日本語をあそび感覚でとらえたらどんなに面白いか、当ブログはじまって以来の快挙と自負する企画です。
これを見つけたのは昭和43年、1968年ということですから47年もまえになります。週刊読売が同年9月20日号と9月27日号の2回に分けて特集した『日本語を考えよう』を、習いたての和文タイプで入力して取っておいたものです。 とにかく面白い! 日本人必見、必読、頭の隅に刻みつけたいくらいの銘文集です! 「日本語ものしり事典」第一回(昭和元禄43年=1968年)の時点でご理解ください。 Ⓐ『学生流行語』 ゲーテいわく「詩人は名詞を動詞化する人たちだ」 ③ゲバる……ドイツ語のゲバルト(権力・暴力)が語源で、「やっつける」という意味 ④ヒヨる……日和見主義から出た動詞で、形勢を見て動く事 ⑤ギル……裏切りから出たらしく、盗む、横取りするといった意味にも転用されている ⑥オルグる……オルガナイザー(組織する者)から出た言葉で、説得して仲間にする事 Ⓑフーテン用語 ①ラリる(ハイミナール等の睡眠薬を飲んで酩酊する事) ②トロる(アルコールで酩酊する事) ③サドる(相手をいじめて喜ぶ事) ④キッコマン(キッコはスペイン語で包む、つまりパンティーをさす) ⑤ハレハレ(何にでも使える複合意語で、うれしい時にもショックをうけた時でも、「ハレハレーッ」と感嘆詞ふうに叫ぶと、それが崇高なものに昇華するという、「ハレンチ」を止揚(アウフヘーベン)した言葉 ⑥ハレだなあ…サエてるなあの意味 ⑦ハレンチ…破廉恥という事を気にしないで逸脱する事 Ⓒ ハレハレ漢字 〈まだれ〉の中に「K」、〈まだれ〉の中に「O」の2字で「慶応」 〈くにがまえ〉つまり□の中に「、(実際は中心に位置する)」につづけて「×家」で「国家」、使用例として「×家権力」 〈くにがまえ〉の中に片仮名の「エ」を入れて「園」、使用例「学×闘争」 Ⓓ 女子学生の「いん暦」 1月=イロヅキ 2月=ダキツキ 3月=サカリヅキ 4月=カジリツキ 5月=カラミツキ 6月=ベタツキ 7月=ヤミツキ 8月=キワメツキ 9月=ナキツキ 10月=スイツキ 11月=ムカツキ 12月=ウミヅキ ウーマンリブ全盛の時代に、こんな語句が使われたのでしょうか!? それより次は、日本人なら必暗記書! Ⓔ 「いろは歌」のいろいろ ①色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ 有為の奥山今日越えて 浅き夢みじ酔(ゑ)ひもせず——「いろは歌」の製作年代は、ア行とヤ行の区別の失われた平安時代中期以後のものとされ、作者をそれ以前の人、弘法大師とする俗説は誤りで、実は不明、とのこと(ホンマがいったことではありません)(笑)。 ②田居に出(い)で 茶摘む吾をぞ君召すと アサリ負い行く山城の うちゑへる子等藻は干せよ え舟かけぬ—たゐにの歌 ③鳥啼く声す夢さませ 見よあけわたる東(ひんがし)を 空色映えて沖つべに 帆舟群れゐぬもやのうち——明治36年黒岩涙香刊行『万朝報』新聞「いろは替え歌懸賞募集」1等作品 ④堰(ゐせき)稲植ゑかりをさむ 負ふ穂もそろひつちこえぬ まれにみる夢安らけく あな楽しよと我(わ)は経(へ)てん——同2等 ⑤細山川の末をみよ 千船むれゐる広瀬より ゆめおこたらでわざとげん 何時(いつ)にし消えぬ名もうべく——同3等 ⑥しろたびよごれ総理ゆく あとをきほへるカメラマン 不逞のおやぢ笑みもせず さえぬ煙輪(けむわ)に鼻つねゐ——昭和27年『週刊朝日』応募作品 ⑦乙女は菜つむ野辺みえて われ待ちゐたる夕風よ うぐひす聞けん大空に 音色もやさし笛ありぬ——文芸春秋デラックス募集吟 Ⓕ 回文、つまり上から読んでも下から読んでも「山本山」のような、ただし、旧文につき一部旧仮名遣い ①ワタシマケマシタワ ②タシカニカシタ ③ヘイノアルアノイヘ ④ナカサキヤノヤキサカナ ⑤ミガカヌカガミ ⑥タケヤガヤケタ ⑦カナシイシナカ ⑧ダンスガスンダ ⑨ダンナガナンダ ⑩イタミ(伊丹)ノサケケサノミタイ ⑪イロシロイ ⑫クイニイク ⑬ワルイテッサクガクサッテイルワ ⑭ナクナナクナ ⑮ルスニナニスル ⑯長き夜のとおの眠り(ねぶ)りのみな目ざめ波のり舟の音のよきかな ⑰眺めしは野菊のくきの初めかな ⑱聞くにぞにくき聞くにぞにくき ⑲長居する妻は母待つ留守居かな ⑳寝てふざけ教師と娼妓(しょうぎ)けさふて寝 ㉑李白が詩文字さえさしも四角ばり ㉒腹へらば 塩焼くや欲(ほ)し 此の木の子 煮染と飯に 柴の枝(え)の箸(江戸時代の狂歌師、仙台庵細成の作で、五七五七七のすべてが回文になっている)【イラストは[僕の情景]サイトより無断拝借しました つづく】 ■
[PR] 1月、「美味しうございました」に始まる遺書のこし、東京五輪銅メダルの円谷幸吉が自殺。そして米軍が本格介入したベトナム戦争も終局迎え、テト攻勢開始。 2月、静岡県寸又峡にて金嬉老事件発生。コカ・コーラが発売された。 3月、ベトナム戦争でソンミ村虐殺事件起こる。テレビは日テレが、スポ根アニメ『巨人の星』を放送開始した。 4月、ソニーはトリニトロンカラーテレビを発売、我が家にきたのはいつだったか!(笑) キング牧師暗殺。 5月、イタイイタイ病が公害病認定。十勝沖地震も起きた。 6月にはロバート・ケネディも暗殺された。 7月、郵便番号制度実施。参議院選挙では石原慎太郎、青島幸男、横山ノックらタレント議員大挙! 衆愚政治のはじまりだぁ〜っ!(笑) 8月、集中豪雨禍飛騨川バス転落事故で100人以上の死者! ソ連がチェコに侵攻。 9月、サンヨー食品がサッポロ一番みそラーメン発売。お世話になりました。否、いまも頼りにしてまっせ!(笑) 10月、川端康成にノーベル文学賞。国際反戦デーでは新宿駅を学生が占拠して「新宿解放区」に! こんな年が「明治百年」だったともいうんだが……? 11月、アメリカ大統領選でニクソンが当選し、日本では第二次佐藤改造内閣発足。 12月、大気汚染防止法、騒音規制法施行。そして東京府中市で三億円強奪事件!(画像が、その現場) と、なぜか1968年の出来事でスタートを切りましたが、それは次回から紹介する、俺が長らく保持していた、『日本語ものしり事典』と称してきた豆知識本に由来する。 とにかく、すごく面白い! 隠れたベストセラー、ともいってよい「名文集」だ! これまでは紐できれいに綴じて——どなたがやってくれたのだろう、ていねいな仕事。が、それが皮肉にも使いにくく、「仕舞っ読(しまっとく)」だけに成り果てていた。そこで今回、初めてバラして読みやすくしたので、公開する運びになった。 最初に1968年にこだわったのは、以下の順で紹介する自称『日本語ものしり事典』出典が、1968年(昭和43年)9月20日号・同9月27日号の週刊読売特集「日本語を考えよう」「続日本語を考えよう」からだったことだ。 Ⓐ学生流行語、Ⓑフーテン用語、Ⓒハレハレ漢字(パソコンでの入力はむずかしいが、なんらかの表現で説明します)、Ⓓ女子学生のいん暦、Ⓔ「いろは歌」のいろいろ、Ⓕ回文、Ⓖこれが断然おもしろい! いまから憶えておけば忘年会の余興に大受け間違いなしの「しりとり名作選」、Ⓗ「早口ことば」あそび、Ⓘ(寿限無にはじまる)長い人名、Ⓙむだ口、Ⓚ重言、Ⓛ地口、Ⓜパロディー、Ⓝあて字(これもパソコン表記は無理かも)、Ⓞ全国方言傑作選、Ⓟ円周率の覚え方、Ⓠ対義語(アントニム)、Ⓡしゃれことば、Ⓢ三段なぞ、Ⓣものの単位、Ⓤ電報上の通話用語、Ⓥ原籍別外来語の例、Ⓦ漢字の覚え方、Ⓧ土地の呼び名、Ⓨジャンケン、Ⓩ隠語、の順で構成されてます。 かなりの大部になります。ご期待乞う!\(^O^)/ ■
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「時間よ、止まれ!」というのは手塚治虫作『ふしぎな少年』で、危機に際した時の主人公が発することばだが、それによって自分以外の者の動きが封じられるなら、俺なんかその間、好きな相手の子にエッチを……なんて思わない。相手の意思を無視した自分勝手の所作など強姦に等しく、それで満足いくはずがないからだ。
そういう話ではない(笑)! 『時間よ、止まれ』は日本の2時間ドラマの草分け、土曜ワイド劇場(略して「土ワイ」)の記念すべき第一回作品だということ。しかも、主演はあの「寅さん」渥美清で、共演はいまをときめく高橋洋子だ! 高橋洋子って知ってる? 関根恵子じゃないよ、って、なんのギャグだ(笑)。 脚本は巨匠、早坂暁だ。超有名作に吉永小百合主演『夢千代日記』が、おなじNHK制作では『事件』シリーズがある。 映画『飢餓海峡』の弓坂刑事役伴淳三郎がドラマ『時間よ、止まれ』の杉山刑事役渥美清で、『飢餓海峡』の元殺人犯樽見京一郎役三国連太郎が『時間よ止まれ』では国崎役小林桂樹だ。ちなみに樽見にからむ遊女で、樽見が善行で名士になった新聞記事を持って、懐かしさにわざわざ東京まで行って殺されることになった杉戸八重役は左幸子だったが、ドラマでは国崎刑事から「面通し」目的にかつぎだされ、久々の再会を果たす元ストリッパー役が『家政婦は見た』第一作を皮切りに、その後「2時間ドラマの女王」となる市原悦子が演じた。 なぜか、俺はドラマの録画も持ってるのだが(CSでの保存だろうね。だから、衛星が映る人方には今後いくらも録画の機会はある)、「田舎刑事シリーズ」の第1回目にあたるという『時間よ、止まれ』の放映は1977年ということ、いまから60年近くもまえだが、確かにいまから見ると、まだまだ戦後の暗い陰をひきずっていることがドラマの端々からびしばし感じられる。こういうドラマが今後はますます作られる可能性がなくなるだろう。「昭和は遠くなりにけり」というわけだ。 ひとつリンクしておこう。 そういや、好きだったよな、中島みゆきも(笑)。 ●リンク●●[年代流行]サイトから│わかれうた ■
[PR] と思ったものの…… 今回紹介する映画、ビリー・ワイルダー監督『情婦』(1957年製作、アメリカ作品)なんか典型的「どんでん返し映画」だ。といってもネタバレにはならないから安心して読んで欲しい。〈ここが極め付けかなー?〉と思っていると、そのまた先にも一つ「どんでん返し」があるという、意表の意表を衝いてるんだから(笑)。 原作はアガサ・クリスティー『検察側の証人』だが、じつはそれらすべてがずっと昔、松本清張作『一年半待て』を読んでて、〈どこかで聞いた話だなー〉と首かしげた末、〈あ、日曜洋画劇場で放映した『情婦』だ!〉と思い出した。というわけで、めぐりめぐって原作の所在を知ったのだ。 実際、清張さんとのあいだに「盗用問題」があがったが、結局どうだったのか。 それはともかく、映画はタイロン・パワーが未亡人殺しの容疑をかけられ、チャールズ・ロートンがその弁護に立つ裁判に、マレーネ・ディートリッヒが検察側証人として登場、裁判は複雑な様相を呈す。そしてどんでん返しは次なるどんでん返しを呼び、これで最期と思った刹那に驚愕のラストシーン! 初めて観た時はぶったまげたに相違ない。アマゾンレビューの多さが証明している。必見! 騙されるべし! ■
[PR] 溜飲が下がる映画といえば『キル・ビル』だったわけだが、『トゥルー・ロマンス』のラストのあとの一瞬間ほど、「すーっ」と溜飲が落ちる瞬間もないのではないだろうか。 とにかく銃撃場面が凄い! ガン・ファイトとか、ガン・アクションとかいうが、『トゥルー・ロマンス』のラスト極め付けは、ガン・カタフストロフィー、十字砲火などを駆使しても、適当にいいあらわす語彙が見つからない。 画像は我が家のDVDとおなじ仕様。おそらく1990年代の早い時期に買ったものたが、日記が1999年からしかないので正確なことが分からない。クリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエットの共演で、無軌道な若者二人が思わぬ大金をつかんで、マフィアと警察双方の追及を交わしてトンズラする快作だが、ラストの銃撃戦は溜めに溜めた末のガン・アクションだから弾けまくる! すでにソニー千葉こと千葉真一はこの時から武道指南を担ってた。 いや、それどころじゃない。エンドクレジットを見てぶったまげた。ゲイリー・オールドマン、デニス・ホッパーはともかく、ブラッド・ピットはじめ、サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・ウォーケンなんてのも出てる。あとは俺が知らないだけで、映画通ならびっくりする大物がほかにも出てたのかも知れない。 暴力描写にクレームが付いたためのU.S.バージョンがあるみたいだから、買うときにはじゅうぶん確かめるべし。どこがどう違うのかは分からないが、実際の暴力や殺戮を世界中にまき散らしながら、いまさら映画がどうとか片腹痛いがね(笑)。 ■
[PR] 暴力団介入で死者まで出した三井三池争議もこの年にはいって衰退、終結。5月にはチリ地震津波が北海道沖や三陸沿岸に押し寄せ甚大な被害を出す一方、政治は安保反対闘争が全国デモに発展、6月、デモ隊の国会突入で女子大生樺美智子さんが死亡。しかし条約は批准され、歴史の逆走を象徴するかのように10月、日比谷公会堂で行われた三党首立ち合い演説会で、社会党浅沼委員長が右翼少年に刺殺された。 いまなら「血湧き肉躍る」の感を呈する心象情況に違いないが、9歳一歩手前の8歳程度で分かるはずもなく、そんな子供がきのうまでの我が家から急転直下、食べるものから何から規則ずくめで縛られた不自由な生活に一変、泣きの涙で暮らしつづけた。死にたいくらいのものだったろう。 食べ物の好き嫌いが多くってね。 しょうゆで炊いた混ぜメシがどうしても食えなかった。ほかにも嫌いなものが重なったかして、空腹のどん底に落ち込んだ時があった。その時に限ってギブスか何か巻かれたベッドでまったく自由の利かない身。看護婦さんに頼んで水をもらった。はまぐみ学園は半分は病院だったので、水を飲むには吸い口が細く伸びた独特のガラス容器だが、それを使ってノドに容れた水の〈美味かった!〉こと。もうね、それこそ《甘露》というに相応しいほどのものだった。あの旨さ、甘さ、妙味は生涯忘れるものじゃない。いまだって思い出せる! 逆説的にいえば、いやな思い出だよ。 そういう味がもうひとつある。 面会日。母親と学園裏の松林で、差し入れのお菓子やご馳走をつくってきた重箱を突つくんだけど、もちろん規則で認められてない。止められたという記憶はないので暗黙の了解だったのかな。しかし、ダメなことはダメだから、みんな松の陰に隠れるようにして心尽くしの料理に舌鼓打つんだが、これが美味かったという記憶もない。「砂を噛むような」というのは、面会日、物陰に隠れて家族の前で食べる、ちょうどあんな味のことをいうんだろうな。 あ、涙が出てきたよ。 チクショー、なんて情けねえ人生なんだろうな! ■
[PR] こないだ書いたばかりだが、いい年こいて20も年の違う(あくまで本篇中の実年齢であり、設定年齢は知らない)愛人持って、かわいい愛娘の芦川いづみはじめ身内一同振りまわし、結局は別れることもない。ほんとにいい気なもんだが、それでいて罪がなく見えるのは演技者の演技の奥行きもあったということだろう。 『第五福竜丸』(画像上、新藤兼人監督、1959年)ではビキニで被曝した船長役で、「身体の下に高圧線が通っている!」と絶叫して果てる犠牲者を凄絶に演じきった。 ちなみに『第五福竜丸』を見ていてびっくりしたのに、ビキニの死の灰を浴びた久保山船長が最期を迎える病院が、東京新宿戸山の国立東京第一病院だったことがある。なぜなら東一病院の横の坂をくだったところに、養護学校を卒業した俺が入れられた国立身障センターがあったからだ。 以下3作は実在の事件をモデルにしており、『松川事件』(山本薩夫監督、1961年)と『日本列島』(画像中、熊井啓監督、1965年)は、さながら「松本清張原作」張りだが、事実後者は『黒い福音』という社会派大著もあるスチュワーデス殺人事件にも触れている。 そして何といっても『金環蝕』(画像下、山本薩夫監督、1975年)だ。ホンモノはどうだか知らないが、それでなくとも特徴のある顔に出っ歯まで仕込み、金融王といわれた石原参吉その人をじつに小気味良く、そのものに成りきって演じてた。正に怪優・怪演というにふさわしい存在感だった。 大島みち子役吉永小百合の亡骸をまえにして、「俺が身代わりになりたかった!」と宇野が慟哭する『愛と死をみつめて』の名シーンもしみじみと思い出された。 ●名解説リンク●●[藝術大全]より『第五福竜丸』 ■
[PR] 最初は『鬼平』だよ、『鬼平』。テレビの『鬼平犯科帳』は珠玉の第一シリーズ14本を買ったんだ。『鬼平』のレギュラーってのは、女性陣でいうと鬼平の奥方、密偵おまさと有名どころが二人いて、これって多岐川裕美と梶芽衣子だから、スケベごころで連想すれば『聖獣学園』と『女囚701号さそり』なんだよね(笑)! タランティーノ!(爆!) で、『鬼平』にもどれば、劇場版『鬼平犯科帳』にインスパイアされて、先述の連想に結びついた。そのなかで梶芽衣子『恨み節』が「この」映画のエンディングで歌われてるということから、この映画『キル・ビル』が無性に見たくなったというわけ。 『キル・ビル』をアマゾンでかけたところ、「お客様は、2009/7/7にこの商品を注文しました。」と出てきた。確かに当時の日記をひもとくと『キル・ビル』は出てきたものの、印象は薄いようだ。 しかし今回——6年ぶりに見たのか? その間にも見ているはずだが、今回ほどぶっ飛んだ印象はこれが初めてだろう。 ラストのバイオレンスの凄さは、映画何本か分の溜飲を下げて余りある勢いだ。手が飛ぶ、足が飛ぶ、血糊じゃぶじゃぶ、最期、頭が切れるのはやり過ぎだが(笑)、エンディングはたしかに梶芽衣子の『恨み節』フルコーラスだった。 思えば栗山千明も……最近は『アリスの棘』で見たばかりだが、12年経つのか! 『キル・ビル2』も衛星放送を録画していながら、その録画は残ってないし、市販品も買ってないということは、やはり当時はそれほど印象に深くない、この手の映画への免疫が不足してたということだろう。 が、今回は欠番の「2」を、即注文した!(笑) 老いて点数が甘くなったのではない。余計なこだわりがなくなったのだ。映画の面白さを素直に楽しめる目が磨かれたのだ。 ●絶唱! 梶芽衣子●●『恨み節』 ■
[PR] 思い起こせばイラク戦争である。開戦1年の2004年、日本のマスコミで唯一気を吐いていたのがデイズであった。「週金」週刊金曜日も当時は取っていたが、最期まで惹きつけられるものはなく途中でやめた。良くいえば真面目一途だが、万人受けするエンターテナー性にとぼしく、〈そんな仲良しクラブでどうするんだ!〉と怒っていつしかやめたのだ。「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」はデイズのキャッチコピーだが、週金の「堅さ」ではとてもダメだと思った。広まらない所以はかならずしも体裁(ページ数)の「薄さ」だけではないと確信している。 その点、写真を主にしたデイズ・ジャパンは毎号、目に飛び込む「迫力」で群を抜いてる「報道写真」専門誌だ。創刊から全部取ってある。そして今月に至った。 イラク戦争時の日本の反戦運動の「燃えなさ」具合には、いつもいらいらさせられていた。「しょせんは自分のことしか考えられない平和ボケ!」と頭にきた。そう考えればこんどの「反・戦争法案」も、とうとう「我が身」に迫ったことと拳を振り上げただけの「身勝手」としか思えぬ。 が、それでもまだ気がつかぬバカよりはましだろう。 いや、「攻められるまえに叩け」といってる右翼——ネット右翼というべきだろうが、そういう連中はそうとう頭の中がムゴイようだ。彼らにとって「市民はあくまで安全地帯」にあって、一朝ことあれば「自衛隊にだけ血を流させれば良い」と考えてるとしか思えない。 ネット右翼という生き物にとっては、たった1つの命の「生き死に」も疑似、仮想——バーチャルでしかないのだろう。 ■
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いよいよ吉右衛門『鬼平』の、「珠玉」といえるほどの傑作揃い第一シリーズ14巻入り中古1万5980円を思いきって入手した。「付属品がありません」という但し書きだったが、デアゴスティーニの豪華版画報「DVDコレクション鬼平犯科帳」がDVD1巻(二話)に一冊ずつ付いて、よく見もしないで「そんなの要らない」と書いた前言は撤回する。映画パンフレットに匹敵する「鬼平ガイド」で、これはこれで無くてはならないコレクションだ。
第1話「暗剣白梅香」は辻斬りの血の臭いを誤魔化すため、白梅香を身につけて女に溺れる旗本崩れを近藤正臣が演じ、第2話「本所櫻屋敷」は旧知の岸井左馬之助江守徹と、崩れて夜盗の手引きをする女賊に成り下がった、憧れの萬田久子に無残の目を向ける友情を描き、第3話「蛇の眼」は鬼平を敵(かたき)とつけ狙う蛇(くちなわ)の平十郎石橋蓮司との確執、第4話「血頭(ちがしら)の丹兵衛」は、「殺さず」「犯さず」が信条の丹兵衛のにせものに、いまは堅気の老盗蓑火の喜之助島田正吾が物語の最期の最期に「ホンモノのおつとめ」を演じて、世の堕落した盗っ人どもの鼻を明かすサイドストーリーが秀逸で、第5話「血闘」は梶芽衣子おまさ初登場の回にして、そのおまさを救うため鬼平が多勢に無勢、獅子奮迅の剣をふるう、第6話「むっつり十蔵」は、生真面目一途の木訥同心の不器用な恋の顛末? 第7話「明神の次郎吉」はガッツ石松が人の良い盗っ人を演じ、第8話「さむらい松五郎」は若い板東八十助同心が楽しく、第9話「兇賊」は米倉斉加年鷺原の久平のサイドストーリーが楽しく、第10話「一本眉」も主題は一本眉清洲の甚五郎芦田伸介の話なんだが、これも尾藤イサオ馬返しの与吉のサイドストーリーが胸を打ち、第11話「狐火」は『鬼平』の最重要レギュラーといって過言でないおまさ梶芽衣子の、狐火勇五郎速見亮との哀しい純愛譚、第12話「兇剣」はスペシャル枠(内容は忘れた)、第13話「笹屋のお熊」はあの北林谷栄がゲストだってのに、こら、ウィキペディア! かんじんの北林谷栄の名をなんで抜かしてんだ! ちょっと疲れた(笑)。 吉右衛門『鬼平』は、以上見てきたように鬼平にかかわる義賊、兇賊の魅力も秀逸で、鬼平はストーリーナビのような役どころといっても、それはそれで間違いない。ビデオの時代には録画して何度も見返し記憶に深く焼き付いてる。テレビ史に刻む名作であった。(画像は映画版、並べたところろに1巻分スペースが空いたので映画版中古904円も購入)(笑) ■
[PR] しかし、このDVD、まだ観ていないのはなぜか!? というのも、この『陽のあたる坂道』には双子の関係にも似た、おなじ田坂具隆監督の1958年作品『乳母車』があるからだ。その昔、この2本は我が家のビデオラックに、いつも仲良し姉妹のように隣り合わせていたものだ。しかし、妹にあたる『乳母車』が、まだ中古でも1万円と高かったため手が出せなかったのだ。 それが「3000円」になっていた。だったら買わなきゃバチが当たる!(笑) 石原裕次郎が若い! あの「裕ちゃん」といっても、無国籍アクションのタフガイ裕次郎とは違うんだ。「おなじ日活がこんな良心作を作ってた!」と、愕くばかりの石坂洋次郎原作明朗青春映画だ。 ここで忘れてならないのがもう一人、花であり蝶でもあるヒロイン、芦川いづみの気品を持った清楚な美しさだ。その清純をわきで支えて、宇野重吉、新珠三千代の滋味、慈愛、ぶっちゃけ「不倫」要素も加わって(笑)物語に厚みと深みをたたえる。 こういう映画です。 ●参照リンク●●[隙だらけ 好きだらけ日記~映像 写真 文学 そして風景~]が紹介する《青春映画の至宝!》『乳母車』 画像は不倫の中心の宇野重吉を囲んで、妻だの愛人だの娘や弟だのが親族会議?の鳩首談合(笑)。ともあれ、やっと『陽のあたる坂道』とセットで観られる日がくるのである。ほんとうに嬉しい! ■
[PR] (途中で中断してた)松嶋菜々子の『レッドクロス—女たちの赤紙』、1夜目のつづきから観る。 このドラマ、「看護婦志願の女たちにも赤紙」という事実自体知らなかった。いままでなんで取り上げなかったのだろう。そのせいもあってか、とりわけ新鮮な感動ドラマに昇華した——毎年いまごろ「終戦記念」と銘打って放映されてきた特別枠としても、近年これほどの傑作はなかったのではないか。 しかも俺が思いがけず感心したことは、中国人への侮蔑語「ちゃんころ」がしっかり使われてたことだ! こういう歴史の事実は特に伝えたい。それを経ていまの平和があるのだ。差別語にはきびしい部落解放同盟(解同)の長年の呪縛も解けたということか(??)。こうなったらエタ・非人、メクラ、カタワも解禁して欲しい(笑)! そういえば2015年の今年は、終戦の年1945年から70周年ということだな。ドラマも「戦後70年」と銘打たれてたのか? 憶えがない。 つづきを観るか。 そう思ったが、そのまま見切ってしまうのが惜しくて『トラ・トラ・トラ』を観た(笑)。リチャード・フライシャー監督、1970年、ハリウッド製作の日米開戦秘話、真珠湾攻撃映画、ただし『パールハーバー』に非ず! 断じてこれはいっとく!(笑) なんだかきょうは思いっきり太平洋戦争してしまったな(笑)。 そんなこんなで『レッドクロス』のコメントをさがして世に倦む日日を見つけた。ほんとにひさしぶりの最新記事が『レッドクロス』。俺のいいたいこと、またいうべきことを余すことなく確かな筆力で書いてくれている(深謝!)。 ●●リンク●世に倦む日日から『レッドクロス』 画像を拾っておどろいたが、黒澤明監督の戦中映画『一番美しく』の一場面を彷彿したのは俺だけじゃないだろう。 ■
[PR] すぐにも見たいが、心を鬼にして「お預け」だ。というのも、来たる7月25日の隅田川に花火が上がる日、「花火忌避(ひとり)宴会」として酒のオカズにこれを観る。「花火なんぞ!」というヘソ曲がりにはうるさいだけの「ドン! ドン!」という打ち上げ音を、戦争映画の砲弾の「ドン! ドン!」にまぎれ込ませればいい、そのための「溜め」だったが、やめた! 早くもやめた。(笑) それでなくともこのところ、またやたら戦争映画が観たくて中毒症状をきたし、ジュード・ロウの『スターリングラード』を掛けかけ、結局は『プライベート・ライアン』の冒頭30分を観ただけで満足してた。 男の子は戦争映画が好きだね(笑)。 で、『フューリー』観た! ブラピことブラッド・ピット人気にあやかってる『ヒューリー』だが、主軸はノーマンという新兵(ローガン・ラーマー)の目線に立った「巻き込まれムービー」で立派に戦争映画してる。最近はこの手の戦争映画が主流なのかね。情況描写としてのシチュエーションに過剰なまでのこだわりが感じられる。『プライベート・ライアン』ほどの「いわゆる戦争映画的ヒューマニズム」は感じられないが、あざとさはない。 さっきまで元気だった戦友が、つぎの瞬間には砲爆撃で身体を吹っ飛ばされてるという描写も一例だが、俺には敵国人であるドイツのレストランの、女主と店員の娘との触れ合いとその後の結果までで十分悲痛さが感じられた。交流するまでと、戦時下の各々の感情を経た現実の葛藤を通じて、「戦争下でなければなあー」という空しさが込み上げ、悲劇性は十分だった。そう考えればあとの戦闘は付け足しに過ぎない。 ネトウヨを自称する映画評論家の前田有一さんが100点付けてたのはこれじゃないのか(笑)。本作は85点だった。じゃ、こんどは100点付けてたという『アメリカン・スナイパー』を注文しようか。 ■
[PR] ヒロインは上野樹里が演ずる小山内明日美(左)という女医だ。幼くして父を医療ミス(実は「隠蔽」にからんだ殺人!)で亡くしたうえ、生前は薬剤横領の濡れ衣まで着せられる。すべてが悪徳医が結託した病院の陰謀で、明日美は成長しておなじ病院に勤め、関係者を復讐の罠にかけて失脚させていく。その過程にいちいち溜飲が下がるが、その展開がスピーディーで飽きさせない。最近のドラマ運びはこう速いテンポなのか知らないが、尾美としのりが病院側弁護士役で、ねちっこい悪役をじつに気持ち良さそうに演じてる。 しかし…… 上野樹里もいいオバサンになったものだが(ゴメン!)、そういや昔、『ジョゼと虎と魚たち』にも出て池脇千鶴と共演してたんだっけ、どういう役かは忘れたが(恥)。 この『アリスの棘』は全10回。『キル・ビル』の栗山千明、『マイウェイ 12,000キロの真実』のオダギリジョー(右)も出てるし、ヒロインの少女時代は『ゲゲゲの女房』でヒロインの子役だった菊池和澄だし、早い回で死ぬものの回想で何度も登場してくれる父親役が、これまた『ゲゲ—』の大手出版社編集長役だった眞島秀和だから(嬉!)、なかなかたのしいキャスティングではある。 明日からの残り6回が楽しみだ。 ■
[PR] その際のレイアウトがふるってる(笑)。 おおよその配置は自分でしておき、「ぴしっ」と綺麗でない重ねたほうのブロックを、「もうちょっと斜めに」「そのずれ具合で、前後均等に下段からはみ出すように」って、何書いてるか理解できます?(笑) 最初に買ったのは順当に『遠い接近』あたりからだ。しかし困ったことにというか、便利なことにというか良く憶えてないのだ(恥ずかしい)(苦笑)。 清張作品は映像化されたものが多く、テレビでも二時間ドラマの宝庫だった。『渡された場面』は三浦友和が石倉三郎と名コンビで事件を追う刑事役だったが、はじめのほうで殺される高岡早紀が哀れだったな。 分厚い単行本で三巻にわたる大長篇『西海道談綺』は、せっかく録画したのに紛失してる。松平健が山奉行として金山を狙う陰謀と闘う波瀾万丈篇だったが、熊井啓監督『帝銀事件 死刑囚』で平沢画伯を演じた信欣三が、いい味出してた。 『黒革の手帖』も過去から現在に至るまで、ずいぶんいろんな女優がヒロインを演じてきたが、当事者だったおふくろの影響か、昔から「お水」の世界が俺の性には合わなくて敬遠しつづけてきた作品だ。こんど読むときは誰の顔を当てはめようか。 ■
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