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TPP閣僚会合 交渉正念場に10月3日 6時55分
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日程を延長して3日目となり、焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間などを巡って大詰めの交渉が続いており、大筋合意を目指す交渉は正念場を迎えています。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、アメリカ南部のアトランタで行われている、交渉参加12か国による閣僚会合は、日程を延長して3日目となり、大筋合意を目指して、大詰めの交渉が続いています。
TPPを担当する甘利経済再生担当大臣は、日本時間の3日未明、TPP政府対策本部の鶴岡首席交渉官らから、各国の交渉状況などについて報告を受けました。
閣僚による全体会合は、このあと日本時間の午前中に開かれる見通しで、焦点となっているバイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いなどで一致点を探るため、アメリカやオーストラリアなどの関係国が個別の交渉を断続的に続けています。
交渉関係者によりますと、バイオ医薬品の開発データの保護期間を巡っては、12年を強く主張してきたアメリカのフロマン通商代表が、複数の国の閣僚に対し、実質的に8年にまで短くする譲歩案を示したということです。
これに対し、オーストラリアやチリなどは、医薬品を利用しやすくするため、さらに短くするよう求め、決着には至っていないということです。
また、日本政府関係者によりますと、交渉参加12か国の閣僚らが今回の会合の成果を発表する共同記者会見は、日本時間の4日未明ごろに開くよう調整が進んでいるということで、大筋合意を目指す交渉は正念場を迎えています。
TPPを担当する甘利経済再生担当大臣は、日本時間の3日未明、TPP政府対策本部の鶴岡首席交渉官らから、各国の交渉状況などについて報告を受けました。
閣僚による全体会合は、このあと日本時間の午前中に開かれる見通しで、焦点となっているバイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いなどで一致点を探るため、アメリカやオーストラリアなどの関係国が個別の交渉を断続的に続けています。
交渉関係者によりますと、バイオ医薬品の開発データの保護期間を巡っては、12年を強く主張してきたアメリカのフロマン通商代表が、複数の国の閣僚に対し、実質的に8年にまで短くする譲歩案を示したということです。
これに対し、オーストラリアやチリなどは、医薬品を利用しやすくするため、さらに短くするよう求め、決着には至っていないということです。
また、日本政府関係者によりますと、交渉参加12か国の閣僚らが今回の会合の成果を発表する共同記者会見は、日本時間の4日未明ごろに開くよう調整が進んでいるということで、大筋合意を目指す交渉は正念場を迎えています。