蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【ゴルフ】石川遼、8バーディーで3位発進2015年10月2日 紙面から ◇トップ杯東海クラシック<第1日>
▽1日、愛知県みよし市、三好カントリー倶楽部西コース(7315ヤード、パー72)▽雨、気温17・1度、南西0・4メートル▽賞金総額1億1000万円、優勝2200万円▽108選手▽観衆2118人 石川遼(24)=カシオ=が8バーディー、4ボギーの4アンダーで首位と3打差の3位で初日を終えた。大会前から「攻める」と宣言した通り、ショートホールをのぞく全ホールでドライバーを握り、バーディーを量産した。2番ホールでは、フェアウエーからドライバーを打つ直(じか)ドラにも挑戦、バーディーをもぎ取ってギャラリーから喝采を浴びた。片山晋呉(42)=イーグルポイントGC=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの7アンダーで回り、首位に立った。 2番パー5の2打目。石川が手にしたのはドライバー。取り囲んだギャラリーがざわめく。ピンまでは打ち上げの約270ヤード。思い切り振り抜いた。ボールはスライスして手前のラフへ。そこからの第3打、約70ヤードをピン奥2メートルに寄せて、バーディー。 「目標は攻めること。やんちゃなゴルフをしたい」。大会前、そう話していた通りのゴルフで、強い雨の中、詰め掛けたファンを魅了した。 「ティーショットがフェアウエーの右だったので、あそこはどうしてもスライスをかけなければいけない場所だった。3番ウッドでスライスをかけるより、ナチュラルにスライスをするドライバーにした。スライスしてラフにいってもいいと思って打ちました」 この日取った8つのバーディーは、イーグルも含めて8つとった片山と並んで最多タイ。ショートホールをのぞいて、全ホールでドライバーを振り続けた。 インスタートの前半はティーショットがほとんど右に外れる苦しい展開。苦境を助けてくれたのは、パター。 「きのう、ふっと思い立って、パターのグリップを順手からクロスハンドに変えました。順手でもだめなわけじゃないけど、右の手のひらの向きと、左腕とクラブの一体感をより強く意識したかったから」 クロスハンドグリップは、順手と持ち方が逆で、構えた時、左手が下、右手が上になる。これがはまった。国内ツアーで最も難易度の高いパー3として有名な16番では、ピン右のエッジから6メートルの下りのラインを読み切った。ボールがカップに入る前に、バーディーを確信して右手でガッツポーズをしたほどの完ぺきな打ち方だった。 さらに17番もピン手前7メートル、カラーからパターで打ってねじ込んだ。 「このコンディションで4アンダーなら上できです。あしたからも打てるホールはドライバーでいこうと思っています」。前半苦しんだドライバーの曲がりも、後半は安定し、フェアウエーをとらえだした。首位とは3打差。十分に射程圏内だ。 (青山卓司) PR情報
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