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【プロ野球】

雨らめしヤ… 天気には勝てず足踏み

2015年10月2日 紙面から

空模様を気にしながらクラブハウスへ引き揚げるヤクルト・真中監督(七森祐也撮影)=明治神宮外苑で

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 マジック1が点灯してから一つ足踏み。本拠地最終戦で14年ぶりのVと意気込んだが、早々に中止順延が決定した。真中満監督(44)は「この緊張感は、試合がない方が逆につらかったりするんだよね」と、恨めしげに空を見上げた。

 指揮官以上に、試合の強行を臨んだのがツバメ戦士だ。「今日、試合できる? できないと、移動ナイター2連戦になる。やっちゃいたいんですよ」。山田がそう愚痴ったのも無理はない。仮に1日に優勝を逃していても、2日は広島へ移動のみでつかの間の休息…。3日に敵地で広島戦を行い、4日に広島から帰京して、東京ドームで今季最終戦の巨人戦を迎えるはずだった。しかし、雨天順延で2日が神宮球場のナイターになったため、広島戦は当日の朝に移動。まれにみる混戦で心身ともに疲労困憊(こんぱい)のツバメ戦士にとって、過酷なスケジュールを余儀なくされてしまった。

 東京から広島に飛行機で行くと、フライト時間は1時間半だが、空港から球場まで車で約45分かかるため、搭乗手続きや待ち時間を含めると約3時間。一方、陸路の新幹線を利用しても約4時間を要する。

 ただでさえ、広島の先発予想は、対戦打率2割2厘で2勝3敗と苦手にしているジョンソン。優勝の行方が週末に持ち込まれれば、まさかのV逸という最悪のシナリオも現実味を帯びてくる。

 川端は「何が何でも、明日決めなくちゃいけない」と背水の陣の構え。本拠地Vの最後のチャンスを逃してはならない。 (竹村和佳子)

 

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