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【プロ野球】キヨシ電撃辞任へ あす球団と会談も意志は固く2015年10月2日 紙面から
キヨシ、電撃辞任−。来季の続投要請を受けていたDeNA・中畑清監督(61)が1日、成績不振の責任を取り、今季限りで退団する意思を固めた。監督就任から4年。悲願のクライマックスシリーズ(CS)進出はかなわず、志半ばでユニホームを脱ぐ。また山下大輔2軍監督(63)の退団も決定。DeNAに最大級の激震が走った。 重い決断を下した。中畑監督が成績不振の責任をとり、今季限りの辞意を決意。親しい関係者に「続投を要請してくれるのはありがたいが、こうなった以上は誰かが責任を取らないといけない」と漏らしている。 DeNAベイスターズの誕生とともに、指揮を託された。12年の就任1年目から球界の話題をさらい、今季は日本一を果たした98年以来となる首位ターンも決めた。しかし、後半戦は一転して失速し、2試合を残して最下位に低迷。チームの成長は認めながらも、責任も痛感していた。 唯一無二の恩師の声に初めて背く。9月15日に優勝の可能性が消滅。その直後、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(79)に連絡すると、「キヨシ、絶対に辞めるな!!」と諭された。傾いていた気持ちを押し戻し、来季も指揮を執る方向で気持ちは固まりつつあった。 しかし、結果がすべてのプロの世界に生きる者として、この4年間で1度もCSに進出できなかった事実は重い。一方、公の場では球団側の再三の続投ラブコールが繰り返される。その熱い要請に応えたい気持ちも残っていた。 条件を出せる立場にはないことは承知の上で続投なら、現場を含めた球団上層部のケジメが必要だと球団に直訴。9月30日に現場の最高責任者である高田繁GMと話し合いを持ったが、平行線のままに終わった。球団の姿勢に変化はなく、誰も責任を取らない。そんな状態では続投要請を受けられず、自分が身を引くことで低迷の責任を取る腹を決めた。 この日、南場智子オーナー(53)は横浜スタジアムで「(続投方針は)変わりません。変える理由もない」と従来の考えを繰り返した。観客動員は99年以来となる170万人を突破し、大入り満員は球団最多の42度。ファンから熱烈な支持を受ける指揮官なのは間違いないだろう。 ただ、中畑監督の決意は揺るがない。「オヤジに逆らったことなんて1度もなかったけどな」。長嶋終身名誉監督の助言を拒否してでも、信念を貫く構え。球団側は3日に行われる会談で説得に動く構えだが、指揮官が翻意する可能性は極めて低い。 PR情報
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