【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の白承周(ペク・スンジュ)次官は2日、ソウルの同部で原田憲治防衛政務官と協議し、適切な時期に韓日国防相会談を開くことで合意した。同部が発表した。
原田氏は韓国中部の慶尚北道聞慶市で同日開幕した「世界軍人体育大会」の開会式に出席するため来韓した。当初は中谷元・防衛相が同大会期間中に来韓する意向を韓国国防部に伝え、同部は日本側と日程を調整していたが先月末、中谷氏が来韓をとりやめ、代わりに原田氏が来韓した。
原田氏は白氏に対し、中谷氏が来韓を希望していると伝えた。
両国の国防相会談は今年5月末にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議に合わせ、4年ぶりに開催されて以降、開かれていない。日本側は国防相会談開催に積極的な一方、韓国政府は両国の情勢を踏まえて慎重な立場を示してきた。
韓国政府関係者は「韓日両国が国防相会談の開催推進で合意しただけに、年内に開かれる可能性もある」とした上で、「具体的な日程は今後、議論すべき問題」と説明した。
来月3~4日にマレーシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に合わせ韓日国防相会談が開かれる可能性も指摘される。