世界軍人体育大会 韓国で開幕=24競技で熱戦

【聞慶聯合ニュース】各国の軍人によるスポーツの祭典「世界軍人体育大会」が2日、韓国中部・慶尚北道聞慶市の国軍体育部隊メーンスタジアムで開幕した。同市を中心に11日まで行われる。

 世界軍人体育大会は4年に一度開かれ、今年で6回目を迎える。韓国での開催は初めて。今回は117カ国・地域から選手・役員計7045人が参加し、24競技(一般競技19、軍人競技5)で248個の金メダルをめぐり熱戦を繰り広げる。

 大会のスローガンは「フレンドシップ・トゥギャザー、ピース・フォーエバー」。世界唯一の分断国である韓国で、各国の軍人がしばし武器を手放し、友情を育むことになる。

 開会式では韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」と航空作戦司令部のヘリコプターなどがエアショーを行いムードを盛り上げたほか、国軍儀仗隊によるパフォーマンスと特殊戦司令部のテコンドーデモンストレーションも行われた。

 各国選手は自国の軍服を着て入場し、メーンスタジアムを埋め尽くした約1万6000人の観衆を楽しませた。大会組織委員長の歓迎の辞、主催の国際ミリタリースポーツ評議会(CISM)会長によるあいさつ、選手宣誓などに続き、世界平和の実現に向けた韓国の意欲を表現したテーマ公演が行われた。

 式の締めくくりは「ソルジャー・ダンス」。韓国の民謡をモチーフにした軽快なメロディーに誰もが一緒に踊れる振り付けを加えたダンスで、各国の軍人たちが心を通わせた。

 大会の競技は3日から本格的にスタートする。

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