小説家の申京淑(シン・ギョンスク)氏(52)が米国で活動を再開した。今年6月に三島由紀夫の「憂国」コメントしてから3カ月後のことだ。
出版関係者によると、申京淑氏は9月29日午後6時30分(現地時間)、米ニューヨークの書店「BARNES & NOBLE」でサイン会を行い、読者と語り合った。
これは、1995年の『離れ部屋』(The Girl Who Wrote Loneliness)英語版出版を記念しての催しだった。この英語版は先月15日、現地のペガサス・ブックス社から出版された。申京淑氏は2011年に『母をお願い』(Please Look After Mom)、13年に『どこかで私を探す電話のベルが鳴って』(I'll Be Right There)で米国に進出した。
『母をお願い』米国出版時、積極的にPRを行った出版社「創批」とは違い、『離れ部屋』の国内版権を持つ出版社「文学トンネ」は英語版出版について発表しなかった。
今回の催しは盗作問題が起こる前に予定されたもので、現地の韓国系メディアにも全く伝えられていなかった。集まった人々のうち韓国系は5-6人だったという。
申京淑氏は盗作問題以降、韓国国内でしばらく過ごした後、ニューヨーク・マンハッタンにいたとのことだ。