韓国の消費者物価 前年同月比0.6%上昇=デフレ懸念も

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、9月の消費者物価は前年同月比0.6%上昇した。

 上昇率は10カ月連続で0%台。2013年10月(0.9%)以降、13カ月連続で1%台を維持したが、昨年12月に0.8%に下落してから0%台が続いている。

 物価の長期的な流れを示すコア指数(農産物と石油類を除く)は前年同月比2.1%上昇。月ごとの変動が激しいエネルギーと食料品を除いた指数も同2.5%上昇し、ともに9カ月連続で2%台となった。

 生活物価指数は前年同月比0.2%下落。特に、農産物の豊作により生鮮食品指数は0.7%の上昇にとどまった。

 統計庁は「農産物価格の上昇ペースが一段落し、セールなどにより工業製品や耐久財の価格も下がっている。中でも、自動車は個別消費税引き下げの影響を受けた」と説明した。

 韓国内では物価安が続いていることについて、デフレ懸念が出ている。

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