【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は1日、中東呼吸器症候群(MERS)の最後の陽性患者(35)が2回にわたる遺伝子検査の結果、陰性と判定されたと発表した。
世界保健機関(WHO)の基準により、最終患者の完治から28日後の今月29日までに新たな感染者が発生しなければ、正式に終息となる。
MERS感染者は7月5日を最後に発生していない。
全感染者186人のうち185人は7月21日までに検査で陰性となっており、6月7日に感染が確認された最後の1人がソウル大病院で隔離治療を受けていた。この患者は悪性リンパ腫を患っており、抗生剤の投与で免疫力が低下していたため完治に時間がかかった。
保健福祉部によると、この患者は感染から完治まで116日かかっており、世界最長の感染期間とみられるという。