「思い出のマーニー」…ふたつのジブリ史上初!
「思い出のマーニー」はジブリ史上初のWヒロインの物語です。異なるイメージを持つふたりの主人公のひとり・杏奈は、ジブリのヒロインとしては珍しく心を閉ざした少女として登場します。これまでの明るくころころと表情が変わっていくキャラクターとはまるで違うのが特徴的です。表現するにあたり、いくつもの無表情が作り上げられたと言います。もうひとりのヒロイン・マーニーは明るく快活です。
ふたりのヒロインの違い、そして、杏奈の無表情の中の小さな変化、心の揺れ動きにも注目してご覧いただければと思います。
そしてもう一つ。主題歌はジブリ史上初めて全編英語詞の曲が採用されました。アメリカのシンガーソングライター、プリシラ・アーンさんが自身の中学生時代を回想して書き上げた曲で、米林監督はこの曲を聴いた瞬間に「プリシラさんの中に杏奈がいる」と感じたそうです。美しいメロディと作品にリンクした歌詞に注目です!!