米Amazon Web Services(AWS)は2015年10月1日(現地時間)、「Amazon Elasticsearch Service(Amazon ES)」をリリースした。「AWS Management Console」などを利用してElasticsearchクラスター(ESクラスター)を数分で構築できる。東京リージョンを含む九つのリージョンで利用可能になっている。
Elasticsearchは、リアルタイムで分散検索やデータ解析ができるドキュメント指向の検索エンジン。Apache 2.0ライセンスのオープンソースソフトウエアとして提供されている。構造化データ/非構造化データ、時系列データを柔軟に扱うことができる点が特徴だ。Amazon ESはElasticsearchをAWS上のフルマネージドサービスとして利用できるようにしたものだ。
Amazon ESを利用する際のインスタンスは、用途に応じて以下が推奨されている。
同時に、Elasticsearch用の可視化ツール「kibana」と連携したリアルタイム可視化機能もリリースされている。この他、EC2インスタンスのログデータや「AWS CloudTrail」で記録されたAPI呼び出しなどのイベントを発行する「CloudWatch Logs」と組み合わせる機能も併せて併せてリリースされた(AWS Lambdaを利用して実装されている模様)。
アプリケーションのリアルタイム監視などの用途の他、「Amazon Kinesis」や「Amazon DynamoDB」などと連携してストリームデータ分析に利用することもできる。
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