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 オレゴン州で1日、10人が死亡する銃乱射事件が起きた。米国で繰り返される悲劇に、オバマ大統領は強い口調で改めて銃規制を訴えたが、実現のめどは立っていない。

 事件が起きたのは、同州南西部ローズバーグにある2年制大学の「アムクワ・コミュニティー・カレッジ」。大学から13キロほど離れたスチュワート公園では、1日午後8時から追悼集会が開かれた。地元の人々がろうそくを携えて、亡くなった学生たちに祈りを捧げた。泣きながら抱き合う人もいた。

 同大学の1年生サリナ・エリソンさん(18)は、大学の図書室にいると、「みんな逃げろ、乱射だ」という男性教員の声が聞こえた。学生たちは本棚の陰にうずくまり、警察が来て、銃撃戦になった。「パニックになった」と話す。