いす投げ、生徒けが 大阪市立中教諭に停職処分 過去にも2度体罰で懲戒

 生徒指導中に椅子を投げ、生徒の頭にけがをさせたとして、大阪市教委は2日、市立中学校の男性教諭(33)を停職3カ月の懲戒処分とした。この教諭は平成22、25年度にも生徒に体罰を加え、それぞれ懲戒処分を受けたという。

 市教委によると、教諭は5月27日午後3時ごろ、指導中の中学1年の男子生徒が教室から逃げだそうとしたのを止めるために、椅子を投げた。生徒はよけようとしてしゃがんだが、後頭部に椅子の脚が当たり、全治10日間の打撲を負った。

 教諭は「生徒と出入り口の間の壁を狙って投げたが手元が狂った。軽率だった」と話しているという。

 この教諭は22年度、野球部の部活中に話を聞かなかった1年の男子生徒を蹴り、平手でほおをたたいて鼓膜を損傷させたなどとして停職20日の処分を受けた。25年度には、同級生を窓から投げるまねごとをした2年の男子生徒3人の顔を平手でたたき、うち1人の鼓膜を損傷させたなどとして、停職2カ月の処分を受けた。

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