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ロシア製ヘリにエンジン不具合 緊急整備へ=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国が旧ソ連に提供した借款を現金の代わりに兵器で返してもらう現物償還事業の一環でロシアから導入したヘリコプターKa32の一部でエンジンの不具合が見つかり、韓国国土交通部が緊急整備を指示したことが29日、分かった。

 同部によると、韓国国内で運用中のKa32は計59機。大半は2000年代の半ばから後半に導入され、中には1986年製の機体を民間企業が2008年に導入したケースもある。

 山林庁の30機、自治体消防ヘリ5機、民間企業所有9機の計44機は国土交通部の管理指示を受けているが、空軍所有の7機と海洋警察の8機はそれぞれが独自に管理している。

 今年3月、山林庁がKa32のエンジンを地上で点検したところ、内部爆発により部品が破損した。同庁が同じ機種を内視鏡で検査した結果、別の1機にも同じ欠陥が見つかったほか、蔚山消防本部のヘリ1機と民間所有の1機でもそれぞれ問題が見つかった。また、海洋警察が保有する8機のうち4機でも問題が把握された。

 今年に入り、8機のKa32のエンジン10個で欠陥が見つかったことになる。Ka32には1機に2個のエンジンが搭載されている。

 極限の状況を想定した地上テストで、エンジンタービンの温度センサーが変形し、ローターブレードなどが破損したという。

 これを受け、国土交通部は先ごろKa32の所有主に整備・改善を指示。飛行時間が10時間に達する前に燃料フィルターを洗浄すること、50時間飛行するごとにエンジンの内視鏡検査を実施して結果を報告することなどを通達した。

stomo@yna.co.kr