けいけん豊富な毎日

スプリンターS(馬体について1)   担【けん♂】

あっという間に金曜の晩。
今週は考えられないほど考察が進んでおらず、せっかくのGⅠなのに
楽しみつくせていないのが残念で仕方ありません(T_T)

とにかくやれるところまでなんとかやって・・・

スプリンターズS(中山1200m)出走馬の馬体について
見ておきたいと思います。

【ストレイトガール】
(ヴィクトリアマイル)
ストレイトガール15VM
(セントウルS)
ストレイトガール15セントウル
(スプリンターズS)
ストレイトガール15スプリンターズ
全体的にカッチリと緩むことなく安定して高いレベルを
維持していますが、前走を叩いて上半身の力感がアップ。
クビ差しから背中へのラインが良化してシルエットの
バランスも向上。消耗などは感じられず、良い状態で
仕上がって本番を迎えられそうです。

【コパノリチャード】
(高松宮記念)
コパノリチャード15高松宮
(函館SS)
コパノリチャード15函館SS
(スプリンターズS)
コパノリチャード15スプリンターズ
以前よりさらに寸が詰まってきている感じ。
太いクビ差しを発達した上半身で支え、下半身との
バランスも取れています。
少し表情のきつさが抜けてきている感じなので
落ち着いて走れば力は十分に出せそうです。

【ミッキーアイル】
(高松宮記念)
ミッキーアイル15高松宮
(安田記念)
ミッキーアイル15安田記念
(スプリンターズS)
ミッキーアイル15スプリンターズ
こちらは逆に少しゆったりした形になってきている印象。
前後の筋肉「はそれなりに実が入って
それほど太目感もなし。いい状態で復帰出来そうですが
もう少し筋肉の盛り上がりと体のラインの緩みが
解消されたらもっと・・・。

【ウリウリ】
(CBC賞)
ウリウリ15CBC
(セントウルS)
ウリウリ15セントウル
(スプリンターズS)
ウリウリ15スプリンターズ
いつもよりクビが高い写真になっていますが
腹回りに太目感はなく、問題はなさそう。
上半身は微妙に力感アップ、下半身は持続質の
競馬に合いそうですが、出来に問題はなし。
この馬なりの力は十分に出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

とりあえずまた30時間ほど起きて時間調整をしているので
頭の中がまとまりません。
続きは一旦眠ってから・・・

スプリンターズS(血統について)  担【けん♂】

せっかくのGⅠウィークですが、やっぱりなかなか
まとめて時間が取れていません。
今晩は徹夜仕事なので、一旦休んでから一気にラストスパート
・・・出来るでしょうか(>_<)

スプリンターズSの出走馬が決まったところで
ちょっと雑感まとめ。

昨年は新潟で行われましたが、今年は例年どおり中山開催。
昨年のデータは度外視・・・ということで
リピーターに関しても昨年の分は除外して考える必要が
あると思われます。
※2着ストレイトガール、3着レッドオーヴァル

過去の上位馬の血統を見てみると

★13年
1着キングカメハメハ※
2着アドマイヤムーン
3着キングヘイロー

★12年
1着キングカメハメハ
2着クロフネ※
3着ロージズインメイ

★11年
1着クロフネ
2着スウェプトオーヴァーボード
3着ファルブラヴ

★10年
1着エンコスタデラゴ
2着サクラバクシンオー
3着フジキセキ※

★09年
1着キングヘイロー
2着チーフベアハート※
3着サクラバクシンオー

★08年
1着クロフネ
2着フジキセキ
3着チーフベアハート

★07年
1着アドマイヤコジーン
2着フレンチデピュティ
3着エルコンドルパサー

★06年
1着カルティックスウィング
2着タイキシャトル
3着ブライアンズタイム

★05年
1着エルモシェ
2着サンデーサイレンス※
3着サンデーサイレンス

★04年
1着ウォーニング
2着サンデーサイレンス
3着インチノア

※→リピーター

非常に大きな特徴となっているのは、日本の短距離界を
引っ張ってきたサクラバクシンオー産駒が勝ち切れていない、
ということ。
カノヤザクラ、ダッシャーゴーゴー(降着)がいるので
適性がない、というわけではありませんが、
血統的な傾向を調べてみても平坦小回りコースでこそ、
というデータになっており、中山の成績は良くありません。
父の爆発的なスピードを受け継ぎつつも、最後の最後に
余力不足になってしまう感じです。

もう一つの特徴はSS系の不調。
フジキセキ産駒のキンシャサノキセキが2着に入っていますし、
直仔でもデュランダル、アドマイヤマックスが好走していますが
やはり勝ち切れておらず、スピードの持続力が問われる
この舞台への適性はかなり低そうです。

で、今年の出走馬の中でSS系産駒、サクラバクシンオー産駒を
除いてみると残るのは・・・

・アクティブミノル(スタチューオブリバティ)
・ティーハーフ(ストーミングホーム)
・ハクサンムーン(アドマイヤムーン)※リピーター
・マジンプロスパー(アドマイヤコジーン)
・リッチタペストリー(ホーリーローマンレジェンド)
・リトルゲルダ(クロッシングアーギュメント)

なんと6頭だけ。
少なくとも勝ち馬はこの中から出る・・・かも?

固定観念に縛られるのはよくありませんが、
狙いを絞るのには使えそうです(^^)g

スプリンターズS(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)の過去の勝ち馬(2着馬)の馬体写真を
並べてみました。

※14年は新潟開催のため割愛

【ロードカナロア】
(13スプリンターズS)
ロードカナロア13スプリンターズ

【ロードカナロア】
(12スプリンターズS)
ロードカナロア12スプリンターズS

【カレンチャン】
(11スプリンターズS)
カレンチャン11スプリンターズS

【キンシャサノキセキ】
(10スプリンターズS)※2着:1着は香港馬
キンシャサノキセキ10スプリンターズ

【ローレルゲレイロ】
(09スプリンターズS)
ローレルゲレイロ09スプリンターズ

【スリープレスナイト】
(08スプリンターズS)
スリープレスナイト08スプリンターズS

【アストンマーチャン】
(07スプリンターズS)
アストンマーチャンスプリンターズ

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

目立つのはクビ差しが太く力強い点、そしてそれを支える
上半身が発達しているところ。
下半身もしっかりと張っていますが、どちらかと言えば
上半身に偏った馬体が良さそうです。

下半身も丸味を帯びて瞬発力と持続力に富んだ作り。
後肢もしっかりと引きつけられており、立ち姿の
バランスが崩れているような馬はいません。

少しでも萎んだところがあるような馬では
厳しそうですね。パンっと張って力強い馬体を
重視したいと思います。

キンシャサノキセキは2着(実質3着)だったわけで、
SS系の勝ち馬となると03年のデュランダルまで遡らねばなりません。
その意味でもキレよりもタフな持続力に注目。

ちなみに07年~12年のスプリンターズSでは外国馬を除き、
1~3着馬は全て競馬ブックのPHOTOパドックに載っていました。
13年も1、2着馬は写真がありましたが、3着のマヤノリュウジンは
さすがに載っておらず、例外となtっています。

基本的にはそれだけ実力、実績重視、ということだと考えられます。
今年もひとまず写真がない馬は軽視の方向で見ておいた方が良さそうかと。

おおよそのイメージを頭に置いて、今年の出走予定馬について
見ていきたいと思います。

スプリンターズS(各馬分析3)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

フラアンジェリコ】牡7 57.0 (美浦) ネオユニヴァース×(ジャッジアンジェルーチ)
ダートを中心に使われてきましたが、13年春からは芝をメインに転向。
前走の京成杯AHでは内の馬が伸びあぐねるところを
外からの馬が押し寄せて横一線の大混戦になったところを制して
重賞初勝利。ダートで1300mに出走したことがあるものの、
どちらかというとマイル以上の距離で使われてきているので
いきなりのスプリントGⅠでは後方に置かれてしまう公算が高く、
差し切るような展開も考えにくいかと。

ベルカント】牝4 55.0 (栗東) サクラバクシンオー×(ボストンハーバー)
早い段階から期待されていた馬ですが、CBC賞を回避したことで
かえって馬体を充実させ、この夏に開花。アイビスSD、北九州記念と
連勝を飾りました。北九州記念では前半600mを32.7という猛ペースを
好位から押し切っており、内容的にも高く評価出来そうです。
サクラバクシンオー産駒は基本的に平坦巧者の傾向が出ており
過去にはダッシャーゴーゴー(降着)、カノヤザクラなどの好走例があるものの
このレースは勝ち切れておらず、父亡き今、悲願を達成できるか注目。

マジンプロスパー】牡8 57.0 (栗東) アドマイヤコジーン×( バブルガムフェロー)
13年のスプリンターズSで4着。本質的には1400m向きの馬で
スタミナには問題ありませんが、本格的なスプリント能力を競うとなると
微妙に足りない印象です。昨夏に3着があるものの、このところの成績は
掲示板もなく、前走も二桁着順。年齢的に一変を期待するのは酷かと。

ミッキーアイル】牡4 57.0 (栗東) ディープインパクト×( Rock of Gibraltar)
この春は阪急杯2着のあと、高松宮記念で3着に入ったものの、安田記念では
15着と大敗。逃げにこだわらなくなった点は評価出来ますが、
基本的にはスローで前半をまとめて後半に加速していく形が合うタイプ
というところは変化が感じられず、ハイペースになりがちな
このレースへの適性にはかなり不安がありそうです。

リトルゲルダ】牝6 55.0 (栗東) Closing Argument×(Buddha)
昨年は連勝でセントウルSを制したものの、疲れが出て本番を回避。
年末に香港遠征を挟んで調子を崩し、この春は高松宮記念16着、
ヴィクトリアマイル11着と大連敗。
アイビスSDで5着に粘ったものの、前走のセントウルSでは直線で
不可解な失速、9着に沈んでしまいました。
このところは馬体重の変動が大きくなっており、気性面にも不安が
出ているのかも。かなり太目になっているので、大きく絞って
出て来れたら能力的には通用してもいいだけに・・・。
当日の馬体重には要注目。

スプリンターズS(各馬分析2)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

スギノエンデバー】牡7 57.0(栗東) サクラバクシンオー×(ブライアンズタイム)
13年のスプリンターズSで12着と大敗。後方からの脚質なので
ハイペースは歓迎ながら前が崩れる展開にならないと厳しく
その意味ではGⅠとなるとさすがに展開の恩恵は受けにくい感じ。
年齢的にも厳しくなってきており、血統的にもこのコースは不向き。

ストレイトガール】牝6 55.0 (栗東) フジキセキ×(タイキシャトル)
昨年は函館SS11着から巻き返してスプリンターズS(新潟開催)で2着。
香港Sでも3着に入り、休養明けの高松宮記念で13着に敗れたものの
ヴィクトリアマイルを制しました。セントウルSでは中段から
差し込んで2着と横並びの4着。斤量差を考えれば十分な内容を
示しており、本番に向けて順当な仕上がりだと言えそうです。

ティーハーフ】牡5 57.0 (栗東) ストーミングホーム ×(Green Desert)
函館SSでは他馬が止まって見えるほどの強烈な伸び脚で3連勝達成。
キーンランドCではスローペースになった中、ズルッと脚を使ってしまった感じで
3着に敗れていますが、上位馬から7着くらいまでは横並びのレースだったので
着順をそのまま評価は出来ません。中山では4戦して5着が最高位と
結果が出せていませんが、本格化した今ならどこまで。

ハクサンムーン】牡6 57.0 (栗東) アドマイヤムーン×(サクラバクシンオー)
連勝で臨んだ13年のスプリンターズSではハナを切って2着と健闘。
昨年もセントウルS2着から本番で1番人気に推されましたが
直線で不可解な失速をして13着と大敗してしまいました。
春には立て直してオーシャンS2着、高松宮記念2着と復活傾向を
示しましたが、セントウルSでは少し重かったのか、スローペースで
脚が残らず直線でズルッと下がってしまったのは気がかりな点と
なってしまいました。コース適性は高く、調子がまともなら
十分に勝負になりそうですが、突然崩れることがあるので過信は禁物。

ビッグアーサー】牡4 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×( Kingmambo)
デビュー以来、無傷の6連勝で臨んだ北九州記念では好位から抜けた
勝ち馬に届かず2着。ペースアップで本来よりも後ろの位置になったのが
結果的に大きく影響した感じです。本番でもペース的に少し後の位置に
なってしまうと持ち味が活かせるか不安。血統的にもコース適性には
期待しにくいので、今後に繋がる内容を見せられるかどうか・・・

続きます。

スプリンターズS(各馬分析1)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アクティブミノル】牡3 55.0 (栗東) スタチューオブリバティ×(アグネスタキオン)
前半で脚をためて後半にペースアップする展開を藤岡康騎手が上手く作って
セントウルSを逃げ切り勝ち。これで1200mでは3戦3勝と短距離向きの
資質を見せていますが、スタミナに不安がある分、ペースアップが予想される
本番では楽にはいけない可能性が高そう。

ウキヨノカゼ】牝5 55.0 (美浦) オンファイア×(フサイチコンコルド)
夏の復帰戦から短距離路線に方針転換、函館、札幌で見事に連勝を飾り
キーンランドCを制しました。前走は消耗度が極端に低く、内外の馬場差も
あったので、額面どおりの評価は出来ず、速いペースだと追走に苦労する、
という四位騎手のコメントどおり、本番で後方から差し切る形は難しそうかと。

ウリウリ】牝5 55.0 (栗東) ディープインパクト×(フレンチデピュティ)
マイルでも重賞勝ちがある馬ですが、この夏に距離短縮。
CBC賞を勝ち、セントウルSでも2着と結果を出しています。
元々短距離の馬ではないので、位置取りはどうしても後方からになる分、
上位レースで前が止まらない展開だとどこまで届くは微妙なところ。
勢いからすれば外差し馬場になれば出番があっても良さそうですが・・・

コパノリチャード】牡5 57.0 (栗東) ダイワメジャー×(トニービン)
14年の高松宮記念を制して短距離界のトップに立ちましたが
スプリンターズSではよもやの出遅れから12着に敗れ、
阪神C2着の後、高松宮記念では5着、前走の函館SSでは14着と
低迷してしまっています。元々ハイペースに強いタイプではなく、
前で踏ん張り切るために脚をためるところがないこのレースは
不向きかと。

サクラゴスペル】牡7 57.0 (美浦) サクラプレジデント×(Cure the Blues)
一時期不調に陥っていましたが、昨年末に久々に2着に入って復活。
この春にはオーシャンS、京王杯CSと重賞を2勝し、まだまだ
衰えがないことを示しています。以前は先行気味に行ってタフな脚を使う
脚質だったのでこのレースへの適性には期待出来ましたが
このところは位置取りが後ろになりがち。GⅠとなると不足が
感じられます。

続きます。

スプリンターズS(年齢別実績)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

【年齢別実績:スプリンターズS(04年~:14年を除く)】
スプリンターズ年齢

※南半球生まれの馬は表記年齢よりも一つ下げて集計しています。
 到達順位順に集計しているので降着馬は降着前の順位になっています。

4歳馬、4歳馬が3勝ずつで分け合っており、どちらも優秀な成績ですが
複勝率まで考えると4歳馬の方が好成績。

基本的には若い馬が優勢なレースだと考えられますが
3歳馬になると・・・出走頭数が少ないこともあって微妙な成績。
不良馬場を逃げ切ったアストンマーチャン、内を突いて
2着に飛び込んだダッシャーゴーゴー(降着)などがおり、
高い能力のある馬については注意しておくべきだと思われます。

6歳で勝ったテイクオーバーターゲット、7歳(南半球生まれ8歳)で
勝ったウルトラファンタジーはどちらも海外馬。

日本馬で6歳以上で複勝圏に入ったのは・・・

・マヤノリュウジン
・キンシャサノキセキ
・デュランダル
・アドマイヤマックス
・カルストンライトオ
・ダイタクヤマト


といった名だたる実績馬ばかり。
GⅠ勝ちかそれに準ずるような重賞実績を誇るような馬じゃないと
厳しいと考えられましたが、13年にマヤノリュウジンが3着に入ったことで
スプリント路線の地盤沈下が疑われるところ・・・。
今年の出走馬のレベルについては注意したいですね。

【今年の出走予定馬の年齢】

★8歳
マジンプロスパー

セイコーライコウ※
マヤノリュウジン※

★7歳
リッチタペストリー(香港馬)
サクラゴスペル
スギノエンデバー
フラアンジェリコ

アフォード※

★6歳
ストレイトガール
ハクサンムーン
リトルゲルダ

バーバラ※

★5歳
ウキヨノカゼ
ウリウリ
コパノリチャード
ティーハーフ

ベステゲシェンク※
レッドオーヴァル※

★4歳
ビッグアーサー
ベルカント
ミッキーアイル

★3歳
アクティブミノル

※→除外予定

実績十分の6歳勢に頭角を現しつつある5歳勢、期待感のある4歳勢と
今後を占う上で非常に面白いメンバー構成になった印象です。

【性別実績】
スプリンターズ性別

牡馬が7勝とリードしていますが、出走頭数の割合からすれば
逆に牝馬が微妙に優勢、ほとんど差のない実績となっています。
素直に実力を評価すべきレースだと考えられます(^^)

スプリンターズS(体重別実績)   担【けん♂】

スプリンターズS(中山1200m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:スプリンターズS(04年~:14年を除く)】
スプリンターズ体重

スプリント戦だけあって大型馬が多いですね。
500kgを超える馬が63頭、まとめると(3-3-6-51)と成績の面でも複勝率は
その下の480~500kgのゾーンとほぼ同等の内容となっています。

460~480kgの馬で勝ったのは09年のローレルゲレイロ、
2着に入ったのは03年のビリーヴ、どちらも高松宮記念を制していた
GⅠ馬
でした。03年、05年と3着に入っているアドマイヤマックスは
安田記念2着の実力馬、05年にはやはり高松宮記念を勝って
GⅠ馬になっています。
11年にはエーシンヴァーゴウが3着に入りましたが、牝馬ということで
2kgの斤量差があるだけに、実質的にはもう一つ上のゾーンと考えて良さそうです。
実績と性差にも注目しておきたいところ。

余程抜けた実績と実力がなければ厳しいと考えられます。

460kgを切って勝ったのはデュランダル(03年)。
04年、05年とその後も連続して2着に入っており
相当な実績がある、もしくは期待出来る馬に絞って良さそうです。
ちなみにこちらも表には入っていませんが01年の勝ち馬
トロットスターもその年の高松宮記念を勝った実績馬でした。

06年以降で480kg以下で好走した牡馬はローレルゲレイロ1頭だけ。
近年は出走馬全体の平均体重も 大型化傾向が見受けられ、それに伴い
馬格の小さな馬は苦戦をする 傾向になってきている感じです。
ローレルゲレイロは先行馬なので不利を受けにくい脚質でしたが
差し馬に関しては揉まれてしまうと厳しい、という面もあると思われます。

実質斤量負担
スプリンターズ斤量

上記のデータを実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)に直して
まとめてみました。

12.0%を超えて好走をしているのは上記の特別な実績馬。
例外的な扱いと考えて良さそうです。

好走馬は通常12.0%以下に絞られますが、勝ち馬に関しては
さらに11.5%以下になっているのが面白いですね。
(12年、13年と連覇を達成したロードカナロアは11.5%ということで11.5~12.0%の
 ゾーンにカウントされています)
11.5~12.0%のゾーンの出走頭数が多いだけに
勝ち切れていないというのは・・・馬券選択に使えそうです。

基本的には実質斤量負担は少なければ少ないほど良い、と
考えて良さそうです。

まとめ
・馬体重では480kgを切ると特別な馬しか好走しにくい
・実質斤量負担では12%以下が好走の目安、ただし勝ち馬に関しては
 11.5%以下に絞られる