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米海軍 新原子力空母 横須賀基地に配備10月1日 12時45分
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ことし5月まで神奈川県横須賀基地を拠点に活動していた空母に代わって、1日、新たに原子力空母「ロナルド・レーガン」が基地に配備されました。
「ロナルド・レーガン」(9万7000トン)はアメリカ海軍が保有する10隻の原子力空母の一つで、国内の多くの原子力発電所と同じ加圧水型の原子炉2基を搭載し、東日本大震災の際にアメリカ軍のトモダチ作戦に参加しています。
原子力空母として日本に初めて配備された「ジョージ・ワシントン」が、整備のためことし5月、アメリカ本国に戻った代わりに、新たに配備されたもので、1日午前8時半すぎ、横須賀基地に到着しました。
到着後、基地の岸壁で行われた記者会見で、アメリカ海軍のトップ、レイ・メイバス長官は、先月、国会で成立した安全保障関連法に触れ、「非常に喜ばしいことだ。今までも、アメリカ海軍と海上自衛隊は緊密に訓練し、交流してきたが、さらにこの関係が深化され強化されると思う」と述べました。また、「ロナルド・レーガン」のクリス・ボルト艦長は、原子力空母の安全性について、「厳しいルールや基準に従って運用しているので、100%安全だと自負できる」と述べました。
「ロナルド・レーガン」は、今後、海洋での活動を活発化させる中国や、朝鮮半島への警戒を強めるものとみられています。
原子力空母として日本に初めて配備された「ジョージ・ワシントン」が、整備のためことし5月、アメリカ本国に戻った代わりに、新たに配備されたもので、1日午前8時半すぎ、横須賀基地に到着しました。
到着後、基地の岸壁で行われた記者会見で、アメリカ海軍のトップ、レイ・メイバス長官は、先月、国会で成立した安全保障関連法に触れ、「非常に喜ばしいことだ。今までも、アメリカ海軍と海上自衛隊は緊密に訓練し、交流してきたが、さらにこの関係が深化され強化されると思う」と述べました。また、「ロナルド・レーガン」のクリス・ボルト艦長は、原子力空母の安全性について、「厳しいルールや基準に従って運用しているので、100%安全だと自負できる」と述べました。
「ロナルド・レーガン」は、今後、海洋での活動を活発化させる中国や、朝鮮半島への警戒を強めるものとみられています。
地元では反対集会
原子力空母「ロナルド・レーガン」が配備されたのに合わせて、横須賀市では配備に反対する集会などが行われています。
このうち、基地近くの公園ではおよそ100人が集まり、抗議活動を行いました。午前7時すぎに基地の沖合にロナルド・レーガンの姿が見えてくると、集まった人たちは声をそろえて「原子力空母はいらない」とか「空母の常駐は許されない」などと訴えていました。
また、横須賀中央駅前では地元の住民などが通りかかった人たちにチラシを配って、「空母が近くにあることを不安に感じる。安全対策を徹底してほしい」などと呼びかけていました。
参加した74歳の女性は「首都圏全体に放射能の被害を及ぼすおそれのある空母は危険です。この町から出て行ってほしいです」と話していました。また、72歳の男性は「空母があることは戦争の加担にもつながる。配備には絶対反対です」と話していました。
このうち、基地近くの公園ではおよそ100人が集まり、抗議活動を行いました。午前7時すぎに基地の沖合にロナルド・レーガンの姿が見えてくると、集まった人たちは声をそろえて「原子力空母はいらない」とか「空母の常駐は許されない」などと訴えていました。
また、横須賀中央駅前では地元の住民などが通りかかった人たちにチラシを配って、「空母が近くにあることを不安に感じる。安全対策を徹底してほしい」などと呼びかけていました。
参加した74歳の女性は「首都圏全体に放射能の被害を及ぼすおそれのある空母は危険です。この町から出て行ってほしいです」と話していました。また、72歳の男性は「空母があることは戦争の加担にもつながる。配備には絶対反対です」と話していました。