韓国当局 VW車の検証調査を開始=調査結果は来月発表

【世宗聯合ニュース】独フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国環境部は1日、国内で販売された同社の車両に対する検証調査を開始した。

 調査対象は、欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6」「ユーロ5」に対応し韓国で認証を受けた7車種。

 ユーロ6はVWの「ゴルフ」と「ジェッタ」「ビートル」、アウディブランド「A3」などが該当する。ユーロ5はゴルフの新車と「ティグアン」(運行車)の2車種。ユーロ5の車両は2009年から、ユーロ6のものは昨年から販売されている。

 同部は同日午後2時から、仁川の国立環境科学院交通環境研究所で「認証試験条件」に従い調査を実施。また、6日から一般道でも調査を行う。

 同部は調査過程全般でVW車両に米国や欧州で問題になったような排出ガス量を操作する「任意設定装置」が搭載されているか調べる方針だ。調査結果は来月発表する。

 一方、同部はアウディフォルクスワーゲンコリアが先月30日、国内で販売したユーロ5対応の車両、12万台について自発的なリコール(無料の回収・修理)計画の公文を提出したと明らかにした。

 該当する車両はVWが20車種の9万2247台、アウディが8車種の2万8791台で、計12万1038台に上る。

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