韓国・イラン外相会談 経済協力強化に期待

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官とイランのザリフ外相は9月30日(米東部時間)、米ニューヨークで会談を行い、対イラン制裁解除の見通しや高官交流、経済・保健協力などについて意見を交換した。韓国外交部が1日、明らかにした。

 7月のイラン核協議の最終合意後、両国が外相会談を行うのは初めて。尹長官は核合意について「対話を通じた難題の解決」として、北朝鮮核問題の解決にイランの経験を活用する考えを示した。また、「イラン核合意が順調に履行され制裁が解除されれば、両国の協力が拡大する」と強調した。これに対し、ザリフ外相は「核合意を速やかに履行している」として、年内の制裁解除に期待を寄せた。

 尹長官は国土交通部長官ら韓国政府の高官が相次いでイランを訪問していることを取り上げ、「経済協力の活性化に備えている」と説明。ザリフ外相は韓国企業のイランへの積極的な進出を要請した。

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