世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表している国際競争力ランキングで、韓国は今年、140カ国中26位となり、過去最低だった前年と同じだった。WEFは朴槿恵(パク・クンヘ)政権が改革に拍車をかけている労働市場、金融市場の効率性が大きく劣ると指摘した。部門別の順位は、マクロ経済(5位)、市場規模(13位)、インフラ(13位)で順位が高く、政府規制など制度的要因(69位)、労働市場の効率性(83位)、金融市場の成熟度(87位)では劣った。
3大項目のうち、マクロ経済、インフラなどが含まれる「基本要因」の順位は前年の20位から18位に上昇した。評価比重が50%を占める「効率性増進」の順位は25位で変わらなかった。基本要因の細部項目であるマクロ経済は2ランク上昇した。制度的要因は82位から69位にランクを上げた。
総合順位の上位はスイス、シンガポール、米国の順で、日本は6位、中国は28位だった。前年と変動がなかった。