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 日米韓3カ国は1日までに、北朝鮮平安北道東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場に向かう貨物列車の動きを確認した。情報関係筋が明らかにした。発射を示唆している長距離弾道ミサイルに関連した動きの可能性があるが、積み荷の中身ははっきりせず、日米韓を混乱させるための行動とも考えられる。

 列車は、平壌市山陰洞にある兵器工場から出発したとみられる。北朝鮮は2012年12月の前回発射時、同じ工場から長距離弾道ミサイル「テポドン2改良型」(全長約30メートル、射程6千キロ以上)の機体を列車で運び、東倉里の発射場で組み立てた。

 北朝鮮では国家宇宙開発局長が9月中旬、「地球観測衛星の開発が最終段階」と強調し、10月10日の朝鮮労働党創建70周年に際して、衛星名目でミサイルを発射すると示唆していた。