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日歯連 内部会議で「寄付金は1億円」と明言
10月2日 11時42分

日歯連=日本歯科医師連盟の政治資金を巡る事件で逮捕された日歯連の当時の会計責任者が、5年前の参議院選挙のあとに開かれた内部の会議で、「議員の後援団体への寄付金は1億円だった」と明言していたことが、NHKが入手した内部資料などで分かりました。この会議には元会長ら逮捕された2人も出席していたということで東京地検特捜部が実態解明を進めています。
日歯連の前会長の高木幹正容疑者(70)と元会長の堤直文容疑者(73)、それに当時の会計責任者で前副理事長の村田憙信容疑者(70)は、参議院議員を後援する日歯連関連の団体に寄付した際、収支報告書にうその記載をした疑いが持たれています。
日歯連は5年前の平成22年、参議院選挙に立候補した民主党の西村まさみ議員を後援する団体に法律の上限の5000万円を超えない形を装って合わせて1億円をう回寄付したとみられていますが、村田前副理事長が選挙後の9月に開かれた内部の会議で日歯連の政治活動の決算について報告した際、「西村議員の後援団体への寄付金は1億円だった」と明言していたことが、NHKが入手した内部資料などで分かりました。この会議には堤元会長や高木前会長も出席していたということです。
東京地検特捜部は、元会長らが法律の上限を超えるう回寄付を認識していたとみて調べています。関係者によりますと、3人はいずれも容疑を否認しているということです。

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