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欧州への難民・移民 2年で140万人にも
10月2日 7時06分

中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入する難民や移民の数について国連は、来年末までの2年間で140万人に上る可能性があるとする報告書を発表しました。
中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入した難民や移民の数は、ことしに入ってこれまでに50万人を超えて去年1年間の2倍を上回っています。
こうしたなか、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は1日、緊急の報告書を発表し、安全な生活を求めてヨーロッパにたどり着く難民たちは、ことし1年間で70万人に達する可能性があると予測しています。また、来年も同じ規模かそれ以上の人数の難民などがヨーロッパに流入し、来年末までの2年間で合わせて140万人に上る可能性があるとしています。
これまでにヨーロッパにたどり着いた難民たちの54%はシリア出身だということで、UNHCRのスピンドラー報道官はNHKの取材に対して「想像を超える勢いで流入している」と述べ、難民たちの受け入れのために、1億2800万ドル(日本円で153億円余り)の支援が必要だと訴えました。

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