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 絵画の公募展「独立展」に昨年最年少で入選した富田林市立葛城(かつらぎ)中学校の1年大西茅布(ちふ)さん(12)が新作「家族ofファウスト」を描いた。昨年の作品「月に遊ぶ」は骸骨だったが、今年は人の顔を大きく描く。第6回帝塚山ジュニアアート展で優秀賞を受賞し、3、4日に大阪市で展示される。

 作品は文豪ゲーテの戯曲「ファウスト」がテーマで、悪魔に魂を売ったファウスト、ファウストと恋に落ちる町娘、絶世の美女との間に生まれた赤ちゃんといった登場人物を画用紙いっぱいに描いた。それぞれの人間関係は手や蛇、小鳥などで表現している。

 茅布さんがファウストを知ったのは、父・博文さんがきっかけだ。茅布さんは平日は3時間ほど絵を描くが、国語の成績があまり良くなかった。国語力を上げようと考えた博文さんは自ら本を朗読してICレコーダーに録音し、絵を描く茅布さんに聞かせた。そこで選んだ本の一つが、ゲーテの代表作ファウストだった。