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米の新車販売 大手は増加もフォルクスワーゲン横ばい
10月2日 8時50分

アメリカの先月の新車の販売台数は、ガソリンの値下がりなどを背景に大手メーカーが軒並み10%以上の増加となった一方、排ガス試験の不正が明らかになったドイツのフォルクスワーゲンは横ばいとなり、販売に影響が出始めています。
民間の調査会社オートデータが1日発表したところによりますと、先月のアメリカの新車の販売台数は、ガソリンの値下がりや自動車ローンの低金利を背景に前の年の同じ時期より15.8%増加し、144万2460台でした。
メーカー別では、アメリカのGM=ゼネラル・モーターズなど大手3社と日本のトヨタ自動車など大手3社は、いずれも10%台から20%台の高い伸びを記録しました。その一方で、ドイツのフォルクスワーゲンは、前の年と比べて僅か0.6%の増加にとどまり横ばいでした。
アメリカ環境保護局が、フォルクスワーゲンが排ガス試験をクリアするためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたと発表したのは先月中旬のことで、それ以降フォルクスワーゲンはディーゼル車の販売を取りやめており、不祥事の発覚で販売に影響が出始めています。アメリカでは、フォルクスワーゲンのディーゼル車を購入した人が裁判所に損害賠償を求める訴えを起こす動きが広がっており、販売への影響がさらに広がるとみられています。

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