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しらさぎ本数維持をJRに要請へ 県議会

 県議会は一日、予算決算特別委員会を開いた。県は北陸新幹線の敦賀開業後の名古屋方面へのアクセス確保で、敦賀駅からの特急しらさぎの運行本数の維持をJR西日本に要請する方針を示した。

 中川平一委員(自民党県政会)が質問。名古屋方面へのアクセス確保で、しらさぎを金沢まで残すことやフリーゲージトレイン(軌間可変電車)、山形などで採用されているミニ新幹線の活用の三案を提案した。

 県の豊北欽一・新幹線政策監は、しらさぎを金沢まで残すことは新幹線と特急で客を奪い合い、整備財源の貸付料が低下することなどから難しいことを説明。フリーゲージトレインは耐久走行試験で問題が見つかって実用化のめどが立たず、ミニ新幹線は線路幅が違うため、在来線に加えあと一本線路を設ける三線軌条化が必要であることを述べた。

 その上で「まず(敦賀駅からの)しらさぎの運行本数の維持をJR西日本に依頼するとともに、アクセス向上を図る整備策を検討する」との考えを示した。

 (県議会取材班)

 

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