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米 ロシアは反政府勢力を無差別に空爆10月2日 7時31分
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内戦が続くシリアでロシアが過激派組織IS=イスラミックステートを狙って実施したとしている空爆について、アメリカ政府は、実際にはISではなくアサド政権に抵抗している反政府勢力に対して無差別に行われているとして批判を強めています。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は1日の記者会見で、ロシアが内戦が続くシリアでISを狙って実施したとしている空爆について、実際にはISが活動していない地域で行われたという見方を示しました。そして、「ロシアは、シリアの反政府勢力に対して無差別に空爆を行っている。内戦を長引かせるだけで、世界が懸念しており、ロシアのさらなる孤立を招いている」と述べ、強く批判しました。
一方、アメリカとロシアの国防当局者は1日、シリアで空爆を行うアメリカ軍とロシア軍が偶発的に衝突するのを避けるためテレビ電話を通じて対応策を協議しました。具体的な対応策など詳しい協議の中身は分かっていませんが、この中でアメリカ側は「ロシアが空爆した地域はISの支配地域ではない」と指摘して懸念を伝えたということで、空爆を巡る両国の対立が激しくなっています。
一方、アメリカとロシアの国防当局者は1日、シリアで空爆を行うアメリカ軍とロシア軍が偶発的に衝突するのを避けるためテレビ電話を通じて対応策を協議しました。具体的な対応策など詳しい協議の中身は分かっていませんが、この中でアメリカ側は「ロシアが空爆した地域はISの支配地域ではない」と指摘して懸念を伝えたということで、空爆を巡る両国の対立が激しくなっています。