加藤正和
2015年10月1日03時00分
長崎への原爆投下で犠牲になった人と同じぐらいの数の顔写真を集め、戦争の悲惨さを学ぶ平和学習が、近江八幡市立安土中学校であった。生徒たちは、核兵器の恐ろしさ、命の尊さなどについて思いをめぐらせた。
1945年8月9日、長崎に投下された原爆では、同年末までに約7万4千人が亡くなった。その後、白血病やがんといった原爆症で亡くなった人も数多い。
2年生3クラス101人は夏休み前から顔写真を集め始めた。新聞や雑誌を切り抜き、2学期の授業でクラスの班ごとに約1メートル四方の模造紙に貼り付けた。57枚、約7万8千人分を25日に体育館に広げた。
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