2015年10月1日13時59分
自衛隊が使う装備の開発や調達、海外への武器輸出までまとめて担う防衛省の外局「防衛装備庁」が1日、発足した。背広組からなる内部部局や陸海空の各自衛隊に分かれていた装備の調達機能をまとめて、コストの削減を目指す。予算は約2兆円にのぼる。
防衛省の調達をめぐっては、旧防衛庁調達実施本部の幹部が関与した代金水増し請求事件(1998年)、防衛事務次官が防衛商社から過剰接待を受けていた収賄事件(07年)などが相次いだ。そのため、組織改編や不正のチェック機能の強化を繰り返してきた。
中谷元・防衛相は発足にあたって「監視体制の強化や教育の充実で、不祥事の防止に努めていきたい」と話した。
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朝日新聞官邸クラブ
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