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ピンクリボン運動 乳がん検診呼びかけ
10月2日 5時02分

乳がんの早期発見のため、検診を受けるよう呼びかける「ピンクリボン運動」が1日から始まり、これに合わせて、東京では、東京タワーなどが運動のシンボルカラーのピンク色にライトアップされました。
この運動は、乳がんの患者団体などの呼びかけで毎年10月に行われています。初日の1日は東京タワーや東京都庁の庁舎などが運動のシンボルカラーのピンク色にライトアップされたほか、東京の表参道では早期発見の大切さを訴えるバナーが掲げられました。
国立がん研究センターによりますと、新たに乳がんと診断される女性は年々増えていて、ことしは1年間に8万9400人と予測され、一生のうち12人に1人が患う計算になります。一方で、検診の受診率はおととしはおよそ27%と、先進国と比べて大幅に低い水準にとどまり、発見が遅れるなどして亡くなった女性は去年は1万3240人でした。
東京・表参道を歩いていた女性は「病院に行くのがおっくうで検診の受診を後回しにしてきました。運動が始まったのを機会に行こうと思います」と話していました。
乳がんに詳しい平松秀子医師は「食生活の欧米化や晩産化による女性ホルモンの影響で、乳がんにかかる人は今後も増えると思う。早期に発見できれば治療方法も広がるので、毎年、検診を受けるとともに、月に1回は、自分で見たり触ったりして、異常があったら、すぐに乳腺の専門医に相談してほしい」と話しています。

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