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隠し部屋の出入口か ツタンカーメン墓で発見
10月2日 4時58分

黄金のマスクで知られる古代エジプトのツタンカーメン王の墓の内部に、隠された部屋の出入り口とみられる割れ目が見つかり、発見した調査チームはエジプト当局とともにレーダー探知機を使った本格的な調査に乗り出すことにしています。
割れ目が見つかったのは、エジプト南部ルクソールにある古代エジプトのツタンカーメン王の墓の内部にある壁で、発見した調査チームは、隠れた部屋につながる出入り口だと分析しています。
調査チームを率いるニコラス・リーブ氏は、1日、首都カイロで会見を開き、隠れた部屋にツタンカーメン王の義理の母とされるネフェルティティが埋葬されている可能性が高いと報告しました。
これに対し、同席したエジプトのダマティ考古相は、他の王族が埋葬されている可能性もあると慎重な立場を示しながらも、「新たに部屋が見つかればツタンカーメン王の墓の発見以来の大発見になる」と述べ、調査に協力していく方針を明らかにしました。
調査チームは来月にも日本からレーダー探知機をツタンカーメン王の墓の内部に運び入れ、割れ目の向こうに空洞があるかどうか確認する調査に乗り出すことにしています。3300年以上前の、古代エジプトが栄華を誇った時期の王妃ネフェルティティは、冠をかぶった胸像で知られますが墓の場所はまだ分かっておらず、壁の向こう側に何があるのか考古学者や考古学ファンのロマンをかきたてています。

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