フケが出やすいのはシャンプーの選び方と洗い方が間違っているせい!?~~~①
ハゲ対策のために正しいシャンプーの選び方と洗髪方法をマスターしよう
頭皮のタイプは大きく分けると3つある。ひとつは適度に皮脂が分泌されて、特に頭皮トラブルがない「普通肌」。もうひとつは皮脂の分泌量が多くて頭皮のべたつきが気になる「脂性肌」。そして最後が皮脂の分泌量が極端に少なく頭皮トラブルが起こりやすい「乾燥肌」になる。
人によってはフケが大量に出て困っている、という人もいるだろう。フケは健康な人でも少なからず出ているものだ。古い角質がはがれ落ちたものだから当然といえば当然。いわゆる垢だと考えられる。
と言っても、異常なほどフケがでるのはやはり何かしら問題があるから。おそらく頭皮トラブルが起こっているだろう。場合によってはこのフケが原因で薄毛や抜け毛が起こっている場合もあるから要注意だ。
ということで今回はどうしてフケが出てしまうのか、その対策方法はどのようなものがあるのかについて紹介していきたいと思う。
フケの種類
健康的なフケはよほどよく見ないと分からないくらい細かい物。そのため多くの人は自身からフケが出ていることにすら気付いていないかもしれない。しかし、目に見えるほどフケが目立つようだと頭皮トラブルが起こっている可能性が極めて高い。
まずはフケの種類を見極めていこう。
乾性フケ
名前の通りフケがとても乾いている。パラパラ、サラサラしていて、髪の毛を触ったり、頭をかいたりしたときにポロポロと落ちてくる。
脂性フケ
皮脂を多く含んでいるフケで、パラパラっと落ちてくることはほとんどない。頭皮をかいたときに爪にこびついているようだと脂性フケの可能性が高い。
全体的な傾向としては脂性フケの方が多い。そして脂性フケの方が頭皮トラブルを引き起こしやすく、改善させるのも少し大変になってくる。次は具体的な対策方法を紹介していく。
フケの原因とその対策方法
乾性フケの原因
シャンプーの洗浄力は思っているよりも強いものだ。頭皮にとって必要な皮脂まで洗い流し過ぎてしまうと、皮脂の分泌が間に合わなくなって頭皮の潤いが失われやすくなる。結果的に慢性的な乾燥状態となって乾性フケが起こりやすくなる。フケが気になって何度もしつこくシャンプーをしている人も多いが、これが悪循環を生み出していることを知ろう。
運動不良、ストレスといった身体に良くないと言われているものは傾向として血行を悪くしたり、代謝を低下させてしまうものが多い。そうなると頭皮環境が悪化してきてしまう。頭皮に必要な栄養や水分といったものは血液が送り込んでいるので、血行不良が起こると乾性フケが発生しやすくなるのも納得だ。
頭皮に十分な栄養が届いていないと、頭皮のターンオーバーが低下してしまう。その結果、新しい角質がなかなか生成されず、古い角質ばかりが残ってしまい、結果的に乾性フケとなる。
白髪染めやヘアカラー、パーマなど頭皮に大きなダメージを与えてしまうようなことをすると乾性フケが起こりやすくなる。多くの人は一時的なもので、しばらくすれば自然と治まってくることが多いのだが、他の原因と組み合わさってなかなか乾性フケが治まらないこともある。
乾性フケの効果的なケア
シャンプーは多くても1日1回までに抑えておこう。また洗浄力のやさしいアミノ酸系洗浄成分を配合しているシャンプーを選ぶほうが良いだろう。基本的に育毛シャンプーとして販売されていることが多い。また同時に、潤い成分が豊富に含まれていたり、消炎作用のある成分が含まれていることもあるので、乾性フケ対策にとても有効だ。
ワックスやジェルといった整髪料の使用は一時的に控えておいたほうが良い。これらはしっかりとシャンプーしても頭皮に残り続けることが結構多い。そのまま毛穴に詰まってしまう可能性も高いので、頭皮の状態が落ち着くまで使用は控えたほうが良いだろう。
ハードな運動をする必要は全くない。ちょっとした散歩くらいのもので全然OK。要は適度にストレスを発散しながら全身の血行を良くすることが目的なのだから。ダイエットのように「ウォーキングは最低でも30分以上!」といった縛りも特に無い。近所のコンビニには歩いていくようにする、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うようにする、といったちょっとしたことから始めてみよう。
乾性フケが出やすい人は「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」を意識した食事バランスを目指していこう。これらはいずれも頭皮や髪の毛の成長に必要不可欠なものだ。どれかひとつでも欠けてしまうと健康の状態を維持するのは難しくなってしまう。
脂性フケの原因と対策
脂性フケの原因
強力な洗浄力を持ったシャンプーで頭皮の皮脂を洗い流しすぎてしまうと、頭皮が乾燥しやすい状態になってしまう。そこでいち早く肌バリア機能を高めるために、過剰に皮脂が分泌されるようになる場合がある。そうなると、今度は頭皮のべたつきが気になって、またしつこくシャンプーをしてしまうものだ。結果的に皮脂が大量に分泌されやすい悪循環が生まれてしまう。そこから次第に頭皮の状態が悪くなって脂性フケが発生するようになるというわけだ。
甘い物や脂っこいものが好きな人ほど皮脂の分泌量が多い傾向にある。糖質や脂質を多く摂取しているかもしれない、と心配な人はヘルシーな食事を心がけるようにすると良いだろう。ヘルシーな食事のほとんどはビタミンやミネラルが豊富に含まれていることが多いので、そういった面からも育毛に役立ってくれるはずだ。
脂性フケの効果的なケア
強力な洗浄力によって大量の皮脂の分泌が引き起こされているわけだから、適度に皮脂を残せる洗浄力のやさしいシャンプーを使うのがオススメだ。育毛シャンプーなどに使われているアミノ酸系シャンプーが良い。
コンビニ弁当や外食だとどうしても糖質や脂質を過剰に摂取してしまいがちだ。そんな人こそ和食を中心にした栄養バランスの良い食事を強く意識するべきだろう。幸いなことに、最近だとコンビニもヘルシーなお弁当を販売していることが多いのでこれらを選ぶのが良いだろう。
ただ単純に脂性フケが出ている程度なら自分で改善させられるかもしれないが、痒みや痛みが起こっているようだったら、脂漏性脱毛症になっている可能性が高い。こればっかりは薬を使わないと改善させるのが難しいので、勇気を出して皮膚科に相談してみることをオススメする。早期治療ができれば比較的早く改善できるのでそのまま放っておく、意味のない自己治療に頼らないようにしよう。
まとめ
乾性フケも脂性フケのどちらも「シャンプーの選び方ややり方が悪い」事がメインの原因となっている。シャンプーは毎日繰り返すものだからこそ、正しい方法を身に着けておきたいものだ。
また食生活をはじめとした生活習慣に関するものも影響が大きいので、いわゆる「健康的な生活」を目指すことで乾性フケや脂性フケが改善されることは珍しくない。
何度も言っている通り、かゆみや痛みなどの症状もあわせて見られる場合は皮膚科に相談しよう。自力で改善できるレベルはあくまでもフケが出ている程度まで。それ以上の症状がみられるときは医療の力に頼ったほうが確実だし、予後が間違いなく良い。
ちなみに、育毛やAGA治療などを行っている病院に相談すれば、フケ治療と合わせてプロペシアやミノキシジルの処方も受けられる場合があるので、ついでにAGA治療に踏み切ってみるのも良いかもしれない。
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