ぼくはずーっと前から「群れない生き方、孤独を楽しむ」を信条に生きているんですが、前に紹介した蛭子さんの本依頼さらに感動した本がありました。
孤独って世の中的にはよくない印象を受ける言葉ですが、決してそういうわけではないということを書いているこの本はぼくと同じように群れるのが苦手、集団帰属意識の低い人にはすごい役に立つと思いますよ!
人は、なぜ孤独を怖れるのか。多くは孤独が寂しいからだと言う。だが、寂しさはどんな嫌なことを貴方にもたらすだろう。それはマスコミがつくったステレオタイプの虚構の寂しさを、悪だと思わされているだけではないのか。現代人は〈絆〉を売り物にする商売にのせられ過剰に他者とつながりたがって〈絆の肥満〉状態だ。孤独とは、他者からの無視でも社会の拒絶でもない。社会と共生しながら、自分の思い描いた「自由」を生きることである。人間を苛む得体の知れない孤独感を、少しでも和らげるための画期的な人生論。
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孤独とは本来高尚なもの
孤独というと「孤独死」とか「孤独に耐えられず犯罪に手を染める」みたいに言われてますよね。
けどこれって決して孤独だから死んだわけでも犯罪に染まったわけでもないはずなんですよ。孤独って本来高尚なものだとぼくは思っています。だって、みんなでわーぎゃーやってるときよりも、ひとり静かなところで読書してる時間だったり、自然に触れてるほうがいい時間を送れません?
そっちのほうがリラックスできるし、ストレスもたまらないはずです。
今ってなにかと「誰かと一緒に」いることが強要されるじゃないですか。なので孤独で入れるってことはすごい価値のある高尚なことなんですよ。実際ぼくも人の多い場所から山奥に引っ越してから圧倒的にストレスフリーになりました。
朝起きたら人の声、お店から流れる音楽、車の音にまみれていたときは朝の爽快感はありませんでしたが、今は朝起きるとそよ風に鳥のさえずり声。人の声も車の音もしません。
こんな贅沢はないな、と。
今はなにかと集団を強要される
この本の中でも書かれてますが、今はもうメディア総出で「絆」とか「仲間」とかをよしとする文化を作っています。
その証拠に、誰もが一生懸命友達を作ろうとするし、集団から阻害されないように気を使いながら生きてますよね。そういうのが同調圧力になって、逆効果になり、いじめとか強迫観念とかKYとかいう謎な言葉が生まれてるわけでしょ?
でも、そこにいないと「なんかダメそうな」印象を持っていますよね。
けど本来孤独であって、集団と共生しても属してなければそういう縛りもないんですよ実際。いじめにあったり、人に気を使って生きてる人は総じてどこかの集団に属していて「そこから阻害されてはいけない」と思い込んでたりします。
ぶっちゃけ、いなくなって困る人なんてほとんどいないんすよ。
「絆」とか「仲間」とかキモい
東日本大震災を境として「絆、仲間、つながり」みたいな文化が強くなりましたけど、これっておかしいなーって思うんですよ。
だって、これらって「自然発生的にできるもの」であって「頑張って作るもの」じゃないでしょ?笑
「よーっし!絆作るぞー!仲間!俺ら仲間だ!つながろうぜ!」って気合いいれて作るものじゃないでしょ。なんかそういうのメディアでガンガンやってると「つながらないといけない」みたいに洗脳されちゃいますよね。
そういう文化を作る方が、なにかを流行らせたい企業とかは儲かるわけですよ。「みんなが使ってるから自分も使った方がいいよ(つながりだよ)」ってできるわけですから。「食べて応援」とかいう謎の応援制度もできるわけ。
あれって「みんなで食べて応援しようね!絆だよ絆!」って言いたいわけでしょ?でもさ、なにを食うかなんて個人の勝手なんですよね。みんなが食ってるから食うとかおかしいでしょ。どんだけ思考停止しちゃってるんよ。って思わない?
そんなのは同じ考えをもった「本来孤独」な人が「勝手につながって、勝手にやる」ものでしょ。そんな絆とか仲間とか綺麗な言葉並べて宣伝するもんじゃないんだよね。ぼくもつながりは大事だと考えてるけど、頑張ってつばがろうとは思わないし、絆とか信じない。可視化できないしね。
声高に「仲間最高!」とか言っちゃってる人見るとすごいお花畑の世界に生きてるんだなーと感じてしまいます。
孤独というのは、こういうよくわからない「集団とかいう概念」から一歩おいて自由に生きることができる状態のことです。孤独=誰とも関わらないではなく、孤独=どこにも依存しないってことなんです。つまりマイペースに生きることができるってこと。
この孤独の価値を知るってことは、自分の人生の価値をしっかり見て生きて行くということですよ。
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