孫をたずねて三千里〜ある家族におとずれた奇跡の再会〜【民放連優秀賞作・第3弾】 2015.09.27


(ナレーション)遠く離れた孫に会うためおじいちゃんおばあちゃんが旅に出る番組…。
今年の春ブラジルに住む孫と7年ぶりの再会を果たしたおじいちゃん。
(うた)おじいちゃん?あ〜!おじいちゃん!
(伊藤)病気せんかった?またね!そしてこの夏…。
再び奇跡が…。
(伊藤)おうおかえり。
(はるな)ねえつるの君覚えてます?
(つるの)あれからもう半年ぐらいたちましたか。
そうよね半年。
ブラジルにおじいちゃん行ってね。
行きました行きました。
実はですねおじいちゃんとうたちゃんとおばあちゃんとあの皆さんになんと奇跡が起こったんです!ははははっ…。
ほんとに!そのね奇跡は後ほどゆっくりとお知らせしたいんですけども…。
まずはですね初めてご覧になった方におじいちゃんとお孫さんの再会をじっくりご覧になっていただきたいと思います。
まず見てみましょうかね。
ハンカチ用意してよ。
福岡県田川郡。
お孫さんに会いたいというおじいちゃんおばあちゃん。
いったいどんな方なんでしょうか?
(未知)こんにちはどうもはじめまして。
(淳子)本当にこんなとこまで…。
(未知)いえいえ…。
伊藤英征さんと淳子さんご夫婦。
英征さんは放射線技師として今も現役で働く釣りが趣味の元気なおじいちゃんです。
(未知)会いたいというお孫さんというのはお名前は?
(淳子)
(未知)うた?
(淳子)はい平仮名でね。
(未知)平仮名でうた?こちらがお孫さんのうたちゃん。
現在は16歳です。
(未知)ほかにお孫さんは?
(伊藤)
(未知)お孫さんが…。
今お父さんちっちゃい声で宝物って言いましたね今。
本当もう…。
(未知)宝物なんですか?
(未知)なかなか会えないっていう所にいらっしゃるって聞いてるんですけど…ブラジル?なんとうたちゃんは現在日本の真裏ブラジルにいるんです。
(未知)どれぐらい会ってらっしゃらないんですか?7年ぐらいになるんやない?そうですね。
そのくらいになりますね。
(未知)7年ぐらい?ということはもうほんとに…
(未知)どういうことをして遊んでらっしゃったんですか?外でなんでももう…しかしうたちゃんとは離れて以来年に数回の手紙と電話のやり取りのみ。
おじいちゃんはよく遊びに行った当時の思い出を今も大切にしているそうです。
(未知)これすごい!見てくださいこれ。
こんなに無邪気に見つめられたらもうかわいくてしかたがないですね。
(淳子)本当あの…
(未知)ってことは…
(淳子)はい。
そうやね。
(未知)おじいちゃんも涙ポロポロもう…。
(未知)家の中ですか?私も花粉症ありますけど今大丈夫です。
そんなうたちゃんとの別れは突然でした。
両親の仕事の都合でブラジルに行くことになったのです。
2学期の…
(未知)おじいちゃんが送ってあげて?その思い出のランドセルが…。
まあ〜。
(伊藤)これをそのまま置いていって僕が持って帰った…。
(未知)車ん中でねどういう会話をしたんですか?…言えなかったですね。
(未知)それ以上しゃべると…目を見るとつらいですもんね。
そして出発前うたちゃんは2人にある言葉を残していました。
家族がずっと一緒に住んどったって…
(ゆきゑ)うんそうね。
(未知)う〜ん!もうあかんもうあかん。
う〜ん。
行きますか?ブラジル。
行きます行きます。
(未知)今回あれですよね?おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に行っていただきたいんですけど…。
はい。
もう…。
(未知)体のこともあって。
とても行けないですね。
会いたいけれども…。
それをじゃあ全部おじいちゃんのほうにお願いして。
(未知)久しぶりにまずじゃあうたちゃんに会ったら?さおも持っていくように…。
(未知)反対に向こうに行くと花粉症が治りますからね。
大冒険の始まりね。
うん。
(スタッフ)それなんですか?これがうたに買ってやったというか…
(伊藤)あとはおばあちゃんが用意した…。
うたちゃんに会えないおばあちゃん。
プレゼントの浴衣をおじいちゃんに託します。
(淳子)慌てんでね。
(伊藤)はいわかりました。
ははっ仲良しやね。
(淳子)すいません。
よろしくお願いします。
ブラジル遠いからね。
2日ぐらいかかるでしょ?おばあちゃんに見送られ最寄りの駅からまずは福岡空港へ向かいます。
…送りに来たみたい。
と思いますがね散歩がてらに。
別れを惜しんでかおばあちゃんが駅までわざわざ駆けつけてくれたのです。
まだ時間あるわと思って。
気をつけて。
じゃあいってきますね。
おじいちゃんおばあちゃんの分までうたちゃんに頑張って会いに行きます。
さあこれから長い長い旅の始まりです。
(伊藤)僕ですね実はブラジルにね孫に会いに行くんですよ。
一緒に魚釣るで…。
子どものころ一生懸命よく釣ったんです2人で。
ちょっとここに来て…さあ今からという感じで。
大阪からドイツへ12時間。
乗り継いでブラジルリオまで12時間。
さらにそこから3時間。
海外初体験のおじいちゃんにとっては過酷な長旅です。
(スタッフ)
(スタッフ)oiってなんですか?うたちゃんに会える興奮からかおじいちゃんほぼ眠ることなくドイツに到着。
これはきついと思うよ。
ずっと車から…まだ決まってませんけどね。
ん?言葉にならんかもしれんね。
そしてブラジル行きの機内でもやはり眠れなかったようです。
大丈夫かな?日本を出発ドイツを経由し30時間。
ようやくブラジルのリオに到着。
ここでおじいちゃんにちょっとしたトラブルが。
なんとうたちゃんと釣りをするために持ってきた釣り道具だけが30分以上待っても出てこないのです。
おじいちゃん1人だったらなんだかわかんない…。
まだ回ってるからもう1回分ぐらいあるのかな?時間は大丈夫?
(スタッフ)全然時間は大丈夫です。
ほんとそれ心配…。
あっあった!ああよかった。
大切なものやん。
よかった。
どうしようかと思ったよ。
1つの楽しみがなくなるかと思った。
釣りざおも見つかったところであと一息。
ナタールまで最後のフライトです。
関空を出発して37時間。
ようやくうたちゃんの住む真夏の…暑いすごいなこれは。
(スタッフ)どうですか?暑い暑いむっとするよ。
でも会えると思ったらうれしいですよ。
やっと着きました。
ブラジル北東部に位置するナタール。
ビーチが広がるブラジル屈指のリゾート地です。
おじいちゃん72歳で初めての海外。
今日は長旅の疲れを取るためホテルでいったん休息です。
もちろんうたちゃんはおじいちゃんが会いに来るなんて夢にも思っていません。
(スタッフ)おじいちゃんいよいよあしたになりましたね。
そうですね緊張しますよ。
うたも両親に連れられてね急にブラジルに来るようになってとても不安だったと思うんですよ。
その不安の中に…頑張ってるから。
俺も会いたい気持ちもあるし生活を確認したいという気持ちもあるし…。
そうなんだおじいちゃん。
(伊藤)言葉が通じるかどうかがほんとに不安なんですけど…。
(スタッフ)行き方調べてきたんですか?
(伊藤)思い切ってやりますわ。
明日はいよいようたちゃんとの再会です。
(スタッフ)おはようございます。
おはよう。
(スタッフ)昨日はよく寝れましたか?いや寝れなかった。
やっぱりあしたのことを考えたらと思ってねいろいろいろいろ…。
現在高校2年生のうたちゃんが通う学校へおじいちゃんが突然会いに行きます。
学校へはバスでおよそ1時間半の道のりです。
早速目的地へ行くバスに乗りたいのですが…。
時間はあるはずだよね。
全くない。
当然目的地へ行くバスはいつ来るのかわかりません。
うたちゃんの学校へはまずタバチンガ行きのバスに乗りそこで乗り換えます。
ヘイ。
タバチンガ。
オブリガードオブリガード。
タバチンガ。
早速バスが来ましたが行き先も確認できないままバスは行ってしまいました。
乗り方も違うよね市バスとは。
ポルトガル語が読めないおじいちゃん。
全く…その後も次々とバスは来るもののタバチンガ行きのバスを見つけることができません。
そこでおじいちゃん今度は勇気を出して運転手に聞いてみることに。
ノー。
(伊藤)ノー?オブリガード。
バスに乗れずに40分が経過。
するとあれだけ来ていたバスが全く来なくなりました。
うわあハプニングだこれ。
そして20分後ようやく1台のバスが。
おっなんか来たぞ。
やっとバスに乗れたおじいちゃん。
しかしさらなる試練が…。
(伊藤)タバチンガ終点じゃなかったらどうして降りるんだ?これ。
すごいとこだね。
運転手さんの心優しい計らいでおじいちゃん無事乗り換え地点に到着です。
オブリガード。
うたちゃんの学校までようやく半分。
次はニシアフロレスタ行きのバスを再び見つけなければなりません。
ないよ〜…まいったね。
時刻表がない。
34度の真夏日の中30分たっても一向にバスが来る気配はありません。
その後も全くバスは来ません。
異国でこれは怖いね。
さっき行った…9時半やもんな。
(伊藤)オッケー!うわあやっと乗れたぞ。
これで…いよいよやな。
めちゃくちゃ緊張というか会えるかどうかの不安もあるかなすごく。
自宅を出て丸3日ようやくうたちゃんの学校前に到着。
うわあ着いたぞ〜。
あっうたじゃねえか?うわあ。
着いたぞ〜。
ここがうたちゃんの学校。
授業が終わりうたちゃんが出てくるのを少し離れた所で待ちます。
おじいちゃんうれしそう。
みんな大人っぽいね。
ほんと。
見つけたいやろうね。
違う。
あっうたじゃねえか?
(伊藤)そうだそうだ。
うただ。
どうしよう。
どうしようだって…。
ええ?こんなとこで?来た来た。
じいちゃん?
(伊藤)うたか?じいちゃん!うわあじいちゃん!病気せんかった?そうよかった。
来た来た来た。
頑張って来た。
ありがとう。
本当病気せんかったか?よしよかった。
(うた)じいちゃん会いたかった。
そうかそうか。
よしよし。
大きなったねえ。
少ししゃがんでもの言わんと…。
ほんとに病気せんかったか?よしよし。
それが一番いい。
遠かったよ…来たぞ。
知らんかった…。
(伊藤)そうか。
ははははっ…。
びっくりさせようと思ってね。
ああよかった。
(うた)よかった…あのねばあちゃんちょっと具合が悪いんよ。
(伊藤)いっつもスクールバスで帰るの?うん。
(伊藤)今の「うん」っちゅうの昔のとおりじゃ。
(伊藤)行きよう行きよう。
今言うけど釣りざお持ってきたと。
(うた)えっ!お前の釣りざおも。
(うた)うそ…
(伊藤)日焼けが怖いけど大丈夫かいな?そしてうたちゃんがご両親と3人で暮らす自宅へ。
(伊藤)まさかうたからお酌してもらうとは。
(石川)乾杯。
(伊藤)いい機会でございました。
いただきま〜す。
(石川)いただきます。
うれしいやろなあ。
そんなうたちゃん。
おじいちゃんに見せたいものが。
(うた)じいちゃん!ほい?何か?おおははははっ…。
へえ〜。
きれいじゃん。
そうばい。
昔…じいちゃんがくれたと。
ここで日本から持ってきたお土産をうたちゃんにプレゼント。
うわあ〜かっこいい〜!かわいいやん。
よう似合うやん。
さらにおばあちゃんからも。
あっ浴衣?
(伊藤)そうやね。
うわあ〜!ありがとうおじいちゃん。
(伊藤)これあれや。
ばあちゃんが特別にあつらえたんじゃ。
(うた)ありがとう。
(伊藤)おうおう俺やない…。
ばあちゃんに言えそれは。
(スタッフ)ほんと?離れて以来電話と手紙だけのやり取りだったおばあちゃん。
お互いに顔を見て話すのは7年ぶり。
ばあちゃん!
(淳子)うたちゃん!)
(うた)わかる?うたって。
うたよね!)
(うた)うん。
そうよ。
わかる。
なんか声もお母さんに似てきたね。
びっくりしたやろ?
(うた)ものすごいびっくり。
何も知らんかったけんものっすごいびっくりしたよ。
(淳子)おじいちゃんどうやった?
(うた)元気。
(淳子)縮んだやろ?はははっ!あんたが大きくなったもんね。
(淳子)何年かしてもうちょっと大きくなったらね私たち元気にしとっからね一人旅して帰って来て。
(うた)わかった!うん。
(淳子)どこにいても体大事にしてね。
(うた)わかった。
ばあちゃんも体大事にしりよ。
うたが会いに行くときには元気でおるんよ。
(淳子)うんははははっ…。
(伊藤)もしもし。
(淳子)はい。
あっお父さん?はははははっ…。
(淳子)お父さん元気?おう元気元気元気。
(伊藤)そうやね。
うん待ってるね。
そして明くる日一番楽しみにしていたうたちゃんとの釣りへ。
ここがうたちゃんオススメの場所だそうです。
(伊藤)よ〜し。
えいっ。
よしこれでいい。
なんか…。
(伊藤)キャンプしながら釣ったね。
釣った魚で料理して晩飯食うて…。

(伊藤)よう遊んだね今日も。
ありがとうございました。
きれいなとこ連れて来てもろてね。
ああそうね。
よかったね。
(うた)うたがお医者さんになりたかったんはじいちゃんが…じいちゃんがお医者さんになりたかったきよ。
(伊藤)ああそうかい。
(うた)やけんうた…いやいや立派やなかったとばってんね。
でも中途半端なんじゃちょっとなれんぞ。
じいちゃん日本から一生懸命なんかうたの顔見に来てくれたの…ものすごもんすごいうれしかったけん…。
とにかく見たかったっちゃ。
(うた)ほんとじいちゃんばあちゃんのこと大好きやけんものすごいうれしかった。
こんな優しくて…。
会いに来てくれるとか。
(伊藤)ほんと元気でね勉強頑張れ。
いい子やね。
気をつけて帰りよ。
電車とか乗るときも…。
はいわかりました。
うたも勉強一生懸命して…。
その前に体に気をつけること。

(伊藤)父ちゃんと母ちゃんを頼むで。
ほんとうれしかった。
顔が見れてよかった。
元気でな。
いってらっしゃい。
(伊藤)そうか。
いってらっしゃいか。
はい。
(うた)またねじいちゃん。
(伊藤)それじゃあまたね。
(うた)本当にありがとう。
じゃあね。
頑張れよ。
頑張れよ。
(うた)頑張る。
はい行くよ。
またね。
ううっ…。
2回見ても…。
ねえ。
やっぱりなんかこう…。
やばいね。
何回見てもグッとくるもんあるね。
このおじいちゃんとお孫さんとの関係でこれだけ関係性がすごく近くてやっぱり…今回ねさっき「伝わった」って言ったでしょ?前回のこのVを見てね視聴者の方で同じように伝わった方がぜひ飛行機代出すからうたちゃんをブラジルから日本に呼んでおばあちゃんにも会わせてあげてほしいって。
えっ?視聴者の方が?そんないい人…。
びっくりでしょ?これ。
半年前体調が悪くブラジルに行けなかったおばあちゃん。
今回視聴者の方のご厚意で……帰ってくることに。
すごいご厚意やね。
うれしい。
来た来た来た。
おじいちゃんとの再会から半年。
すっごい遠かった。
けどなんかすごい着いたときに空から日本見えたときにああなんか…うれしい。
おばあちゃんのいる福岡へ向かう前にホテルに1泊。
旅の疲れを取ります。
またばあちゃんと…もうなんかすっごい楽しみです。
明日はいよいよ7年ぶりのおばあちゃんとの再会です。
そのころ福岡のおじいちゃんとおばあちゃんは…。
こんにちは。
こんにちは。
たびたびこんな所まで…。
どうぞどうぞ。
私がですねもう3月に会ってちょうど半年ですよね。
また会えるかと思ったらねなんかこううれしいのと…。
まあ私のうれしさと…できるだけ…2人でいろいろ話したんですよね。
東京のスカイツリーなんかいいんじゃないとか言って。
あとディズニーランド。
早速計画立てたり。
そしておばあちゃんはうたちゃんに喜んでもらおうとある準備をしていました。
…とか言ってね。
うたちゃんの好きな花を大事に育てていたのです。
…しょっちゅう言ってましたね。
早く会いたいよねおばあちゃん。
うたちゃんおじいちゃんとおばあちゃんに会うため福岡空港へ。
時計だ。
あの時計やね。
久々の日本やしね。
そうやね。
九州見んのも…。
しかし実はこのとき福岡ではあるトラブルが起こっていました。
点滴して少し落ち着いたんですけど今日も気分悪くって…。
まさかこういうふうになると思ってなかったもんね。
うたちゃんに会いたい。
はやる気持ちがおばあちゃんの心と体に負担をかけてしまったようです。
(伊藤)大丈夫?今もう…12時ちょっとすぎに着くらしいからね。
今到着口で待ってるところ。
だけんあのもうじっと寝といてね。
(うた)あ〜懐かしい。
どうしようほんと帰って来た。
ほんと大好きなんだね。
(スタッフ)前のときと比べて今回のうたちゃんとの再会どんな気持ちですか?あははははっ!うわあ〜!
(伊藤)ああおかえり。
(うた)ただいま!ただいま!疲れた?そっか。
大丈夫?体。
俺は大丈夫。
ばあちゃんがねほんとは来るんやったんよ。
ところがちいと病気でさ家で待ってる。
無理せんよう…。
(伊藤)そうそうそうそう。
元気やったか?
(うた)うん。
そりゃよかった。
(うた)移動しながらますますこう…ありがとうって…。
思うた?
(うた)ふふふふっ…。
いよいよおばあちゃんとの再会。
しかし予想外の事態に…。
うんそうやな。
(伊藤)そうかい。
それはそれは。
大人になったねやっぱり少しね。
ちょっとそうね。
ほんと顔つきも…。
うわあ…。
田んぼやね。
もうそこも稲の穂が出とるもんね。
ああそっか…。
変わらない景色やろね。
ブラジルとはちょっと違うもんなやっぱり。
ああ…。
大丈夫かな?実はうたちゃんに1秒でも早く会いたいとおばあちゃんが駅まで迎えに来てくれたのです。
なんか…。
おとといからなんか目が…もちろんおばあちゃんが駅で待っていることはおじいちゃんとうたちゃんは全く知りません。
はあ緊張するなんか。
7年ぶり?
(うた)ばあちゃん!ただいま。
(淳子)元気でよかった。
大丈夫?体。
まあまあやね。
(うた)あんまり無理せんでよ。
大丈夫やった?うん大丈夫。
(うた)ありがとう。
元気にしとってありがとう。
なんかね大人らしなったね。
(うた)はははっ…そうですか?すごいね。
すごいねって…ふふふっ…。
あんな所に行ってよく頑張ったね。
(うた)小さくなったばあちゃんが。
私もお父さんも小さくなったんよ。
(伊藤)俺は元から小さい。
けどだんだん縮むじゃんね。
うたが食器洗って掃除をするから。
今日はねちょっと…おばあちゃんと7年ぶりの再会を果たしたうたちゃん。
幼少時代をすごした家に里帰りです。
うわあ…。
うわあ〜!まあよくできてるじゃんばあちゃんお花が。
きれい。
(伊藤)帰ってくるとわかって特にね花がちゃんともつやろかって心配しよったけどちゃんとなっとりますわ。
(うた)うわあ美人だね君たちは。
思い出の詰まった家は当時と何一つ変わっていませんでした。
ちょっと私身長伸びてないかな?あっ!やばい!
(伊藤)ああそれやそれや。
うわあ!むちゃくちゃじゃん。
最後どこか?これは。
(淳子)ああ身長ね。
(伊藤)これもしかしたら俺がやったのかもしれん。
おじいちゃんがもうギリギリになってきたんちゃう?
(伊藤)いいぞ離れていい。
おっ。
(うた)15年8月17日。
(伊藤)6年でこんなになったっちゅうことやな。
20cm違う。
すげえ。
ねえ。
(伊藤)ほらこれ。
ええ〜!
(伊藤)持って帰るか?
(うた)ちょっと待って…。
・ともだちひゃくにんできるかなははははっ…。
う〜ん…。
(伊藤)懐かしいやろな。
ああ懐かしい…。
うたちゃんはこの家でおじいちゃんとおばあちゃんの愛情をたっぷりと受けて育ったのです。
ここでおばあちゃんにうたちゃんからプレゼントが。
(うた)前回ばあちゃんがこれんかったやろ?やけん体の調子悪くてこれんかったけんなんか…
(うた)すごい幼稚なものなんだけど…うわあ…あら上手やない。
(うた)ほんと?
(伊藤)こんな空やったよ。
(淳子)そんなね。
うん。
ああ〜。
(うた)で夕日を描いてみたんだけどすごいへたくそ…。
(伊藤)でも夕焼け雲やないか?そうやろ?
(淳子)きれいね。
(伊藤)これは額に入れよう。
(うた)ごめんなんかすごい幼稚なものなんだけど…。
いや幼稚やないよいいわ。
(うた)恥ずかしい…。
(伊藤)ばあちゃんの健康を見ながら一生懸命遊びましょう。

(伊藤)おお投げた。
(うた)なんか懐かしいね。
日本とブラジル。
会いたくても会えなかった7年間。
ポッカリ空いてしまった時間の隙間を埋めるかのようにおじいちゃんとおばあちゃんそしてうたちゃん3人だけで過ごすかけがえのない日々。
(伊藤)「うた殿健康第一学業家事手伝い第二」。
楽しいときはあっという間に過ぎてゆき夜が明けるとうたちゃんは再びブラジルへ旅立ちます。
ああもう帰る。
(うた)はい座ってくださいお嬢様。
(伊藤)また日本に帰ってきてささよならっち言わんでまたねっち言ったやん?そのとおりなったね。
(うた)あのねうたこう言ったらなんやけどうたがブラジルでちゃんと根を張ってっていうか頑張れたのは日本にじいちゃんばあちゃんがおってちゃんといっつもうたのことを思ってくれよったけんやけん。
もしじいちゃんばあちゃんがおらんで…ここまで頑張れんかったけんほんとにありがとう。
ほんとに…
(淳子)はははっ…ありがとう。
(伊藤)ほんとや。
そう。
そうたい。
おおっ…。
すごいね。
これはドラマじゃ書けないね。
この子ほんとにいい子だね。
なんかね…。
ん?
(うた)じいちゃんばあちゃんへ。
あらら。
うたちゃんからおじいちゃんとおばあちゃんに手紙のサプライズ。
(うた)「大好きなじいちゃんばあちゃんへ。
2週間大変お世話になりました。
いってきますと言ってじいちゃんばあちゃんに見送られ福岡空港から見ず知らずの土地ブラジルを目指し空高く飛んでから7年。
今回初めての里帰り。
じいちゃんばあちゃんのおかげさまで日本を大満喫することができ本当に感謝しています。
東京スカイツリーのあの途方もない高さと大きさ。
あの天ぷらの信じられないおいしさ。
それからそれからディズニーシー。
楽しすぎて目が回りました。
忘れられない思い出です。
何よりもうれしかったのはばあちゃんに会えたこと。
7年間待っとってくれてありがとう。
採銅所駅のホームにばあちゃんの姿が見えたとき胸が熱くなりました。
ただいまって言わせてくれてありがとう。
7年前と大して変わっとらんかったけん安心したばい。
じいちゃんあっちやらこっちやら振り回してごめんね。
とっても楽しかったんだじいちゃんとまた一緒にいるのが。
これからも体に気をつけて元気でいてください。
そしたらうたはブラジルで思いっ切り頑張ります。
ありがとう。
いってきます」。
(淳子)はははっ…体大事にしなさいよ。
(うた)じゃあねじいちゃんありがとう。
(伊藤)病気するなよ。
(うた)待っときいよ。
元気でね。
頑張って…頑張ってあれしてね。
泣かんけんうた。
(淳子)うん。
(うた)また会える。
(伊藤)じゃあねまた待っちょるけんね。
ありがとうございました。
(うた)じいちゃんばあちゃん大好きや。
よかった。
すてきなひとときでしたね。
グチャグチャやん。
そっちも…。
拭きいや。
いやいや…大丈夫大丈夫。
一番の薬だったと思いますよたぶんおばあちゃんにとってはね。
このひとときっていうのはね。
もっと素直に私も生きなあかんなっていう…。
なんかうたちゃん見て自分も反省してるみたいな…。
ほんとにね感動の連鎖だね。
ほんといい番組。
(うた)ばあちゃん!ただいま。
(淳子)元気でよかった。
(ナレーション)
芸能界のチャラすぎるボンボンたちがガチンコトークバトル。
2015/09/27(日) 12:00〜12:59
関西テレビ1
孫をたずねて三千里〜ある家族におとずれた奇跡の再会〜[字]【民放連優秀賞作・第3弾】

泣きたい方、ぜひ御覧下さい!地球の裏側に住む孫に会う為おじいちゃんが単身ブラジルへ!感動の再会にはるな愛号泣。更に物語には続きが…孫が7年ぶりに帰国し奇跡の対面

詳細情報
出演者
つるの剛士 
はるな愛 
未知やすえ
番組内容
福岡在住のおじいちゃん・伊藤英征さん(72歳)が、30時間以上のフライトを経て、ブラジル在住の孫・石川うたちゃんと感動の再会を果たしました。はるな愛はメイクが全て落ちるほどの大号泣!
この放送をみた、うたちゃんのお母さんの知人が「是非うたちゃんを里帰りさせて、次はおばあちゃんに会わせてあげたい!」という事で何と、『ブラジル〜日本の航空チケット』をうたちゃんにプレゼントしてくれたのです!
番組内容2
おじいちゃんと感動の再会を果たしてから約半年…。今度は遠路はるばるブラジルから、うたちゃんが日本へ!7年ぶりにおばあちゃんに会いに行きます。懐かしいおじいちゃんおばあちゃんの家への帰宅。そこには小学生時代に使っていたランドセルが今も大切に保管されていたのです。学業の神様にお参りに行ったり、都会の街並に触れたり、久々の日本食に舌鼓を打ったり、思い出の釣りをしたり。
番組内容3
突然おとずれた奇跡の再会…3人の家族愛を改めてお伝えします。泣きたい方、ぜひ御覧下さい。
スタッフ
【プロデューサー】
島本元信
【チーフディレクター】
高原礼子
【ディレクター】
脇山健人

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