アイドルグループAKB48。
その中で東日本大震災を経験したメンバーがいます。
宮城県出身の岩田華怜さんです。
(一同)AKB48です。
(歓声)震災当時は小学校6年生。
以来AKB48のメンバーとして現在も被災地を応援する活動を続けています。
確実に復興してきてるんじゃないかなって。
やっぱり少しずつでもいいのでそうやって元の姿に戻っていくというのはうれしいですし。
被災した地域に住む人たちが復興へ向けた日々の暮らしをつづるNHK「現地発明日へブログ」。
およそ30人の参加者の年齢や職業はさまざまです。
リアルな現地の声を発信しています。
震災から4年半。
被災した地域の皆さんの今を送って頂いたブログと共にご紹介します。
岩手県釜石市の佐藤和香子さん。
あの日の体験を改めて考える出来事がありました
佐藤さんは震災の5日前に建てたばかりの家を流されました
ここだよね?そうそう。
仮設住宅に入ったあと去年10キロ離れた所に自宅を再建。
震災当時小学生だった子供たちは高校生と中学生になりました。
少しずつ穏やかな暮らしを取り戻しつつあります
いってきます。
はいいってらっしゃい。
仮設の校舎に通う繁くん。
16キロ離れた学校まで毎朝スクールバスに乗ります
かつての自宅があった地域はかさ上げ工事の真っ最中です。
中学卒業まであと半年。
受験生として勉強に励みます
一方長女の桃香さんは高校でボクシング部を選び部活に夢中です。
保護者見学の日学校を訪ねた佐藤さんご夫婦。
娘の練習を目の前で見るのは初めてです。
なぜボクシングなのか。
これまでなかなか話す事がなくずっと知りたいと思っていました
桃香さんはあの日学校で津波から必死に逃げました。
仮設暮らしも3年続きました。
子供が震災とどう向き合ってきたのか佐藤さんが聞くのは初めてです
続いては岩手県の宮古商業高校写真部
一歩一歩復興が進む町の様子を写真と共にブログで伝えてくれます
宮古には美しい海があります
私も浄土ヶ浜を訪ねました
名物の遊覧船に乗った華怜さん。
楽しみは景色だけではありません。
わ〜!怖い。
ウミネコも歓迎です。
向かうのは写真部の部室。
こんにちは〜。
突然のカメラ撮影でお出迎え。
おちゃめでいたずら好き3年生の部員たちです。
現在毎年秋に開かれるコンクールに向けて準備中。
これが高校生活最後の出品です。
そのコンクールで地元の復興を伝えたいと写真を撮り続けてきた部員がいます。
村上和希さんです。
こちらは華怜さんも訪れた浄土ヶ浜。
村上さんは1年生の時この作品で岩手県の最優秀賞に輝きました。
津波でがれきに埋もれた海。
再びきれいな姿を取り戻した事を多くの人に伝えたい。
今回出品する写真のテーマも「海」。
宮古が未来に向かう姿を伝えたいと考えました。
村上さんの撮影に協力してくれた人がいます。
おばあちゃ〜ん!祖母の野崎トメさんです。
港のそばに暮らして30年。
海を見ながら散歩するのが一番の楽しみです。
あの日トメさんは押し寄せる津波を間近に見ながら間一髪で逃れ助かりました。
今でも波にのみ込まれる夢を見ると言います。
それでも海への思いは変わりません。
そうなんです。
「宮古で海と寄り添って生きたい」。
村上さんはコンクールの写真に祖母の前向きな気持ちを入れたかったのです。
こういう写真で。
あっトメさんだ。
タイトルは「希望」と名付けました。
どんな事があってもめげないで…ありがとうございます。
震災から4年半。
夢に向かって一歩ずつ進もうと頑張る若者たちの姿があります。
皆さん一人一人の復興への道のりをNHK「現地発明日へブログ」でこれからも発信していきます。
実りの秋
2015/09/27(日) 13:40〜13:50
NHK総合1・神戸
カレンの復興カレンダー2015秋[字]
東日本大震災から4年半。AKB48の岩田華怜さんがNHKの「現地発・明日へブログ」に参加している方々を訪ね、復興に向けた現状を伝える。
詳細情報
番組内容
NHK東日本大震災プロジェクトのポータルサイトで展開する「現地発・明日へブログ」。被災地域の約30人が、ニュースで取り上げられることのない日々の暮らしとその復興を継続的に発信している。震災から4年半。AKB48の岩田華怜さん(仙台市出身・自身も被災)が「明日へブログ」に参加している方々を訪ね、現状を伝える。http://www.nhk.or.jp/ashita−blog/
出演者
【出演】岩田華怜,【語り】畠山智之
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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