大相撲秋場所千秋楽。
鶴竜は横綱となって、初の優勝を狙う。
大関・照ノ富士は、右ひざのけがを押して、強行出場。
賜杯の行方は、果たして?
千秋楽、横綱として強い相撲を見せたい鶴竜。
勝てば決定戦という照ノ富士。
まっすぐ当たった。
突き放す、照ノ富士。
右四つ、上手を引いた、寄り切り!照ノ富士の勝ち。
決定戦です。
強い力を見せました、大関・照ノ富士。
敗れた鶴竜は、必死に気持ちを整える。
一方、照ノ富士のひざは、きのうより痛みが増していた。
およそ1年半ぶりとなる優勝決定戦。
左前まわし、両まわしを引いた鶴竜。
出し投げ。
鶴竜、勝ちました。
鶴竜、優勝。
鶴竜は2回目の優勝。
横綱になってからは、9場所目で初めてだ。
優勝した横綱・鶴竜関に、スタジオにお越しいただきました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
いかがですか?優勝は。
やっとほっとしました。
おめでとうございます。
早速、優勝決定戦にもつれた熱戦を振り返っていきましょう。
まずは本割りですが、照ノ富士の厳しい攻めに圧倒される形になりました。
このときは横綱、どんなお気持ちだったんでしょうか?
そうですね。
まさかこんなに相手が動けるって、ちょっと思ってなかったので。
でも結果、負けてしまったんで、とにかく集中して、もう一番あるんだからっていう、自分の気持ちを落ち着かせましたね。
このときはもう、じゃあ、とにかく気持ちを落ち着かせるという?
そうですね。
変に上がらないように、集中したいと思っていましたね。
そして優勝決定戦。
僅か4秒で決着しましたけれど、このときはどういうふうに戦おうと考えていたんですか?
もうとにかく自分の相撲をね、前みつ、いいところ取って、そこからはもう、流れでいきましたけれどもね。
清宮さんは、この二番はどんなふうに見たんですか?
私は鶴竜関のことを今、一番美しい肩を持っている力士だというふうに見てるんですね。
特に前さばきですね、前みつを取ったときの形が、私自身も一番好きなんですよ。
この二番は、それができなかった一番と、できた一番。
その両極端ですね。
やっぱり最初の一番は自分の相撲を取れなかったので、最後はなんとしても自分の相撲を取ろうっていう、自分の一番得意、できることをやろうと思って、そこに集中して…。
横綱となって初めての優勝ということになった鶴竜関なんですけれども、こちらに、これまでここ2年間の成績なんですが、去年の3月に鶴竜関初優勝で、そして場所後に横綱昇進しました。
ただ、その後は厳しい戦いを強いられることになりました。
途中、肩のけがで2場所の休場という場所もありました。
横綱、こうした間というのは、どうだったんでしょうか?
そうですね、なったあとに、なかなか成績が残せずに優勝もできなくて、その中でまた、肩を痛めて、すごく苦しくて大変だったですけど、その中で、すごくいろんなことを勉強できて、まだ自分が強くなれる、また元気になれるという、そういう確信持てたから、ここまで頑張ってきたのかなと思いますね。
毎場所、結果が求められるじゃないですか。
横綱の重圧っていうのは、ひと言で、なんかお答えできますかね?
難しいですね、ひと言で言うと。
本当に、そこはあまり考えないようにって、いつも思ってやってるんですけど、やっぱりどこかで、その重圧っていうのは、ありますね。
先ほど勉強ともおっしゃっていましたけれども、なかなか勝てない時間の中で、どのような工夫を自分でされていたんでしょうか?
やっぱり少し、自分の体作り、偏った練習方法だったりとか、いろいろ食べ物だったりとか、そういうものを今まで気にしたことなかったですけど、すごく新しいトレーナーさんとも巡り会って、それでまた、食べ物にも気をつけて、トレーニングのしかたも、いろいろ新しく取り入れて、その結果がすごくよかったかなと思いますね。
今場所を振り返っていきますと、特にきのうの稀勢の里との取組、立ち合いが注目を集めました。
ちょっと振り返っていきましょう。
まず、1回目の立ち合いですが、右へ変化して、これは不成立となりました。
そして2回目では、左へと変化。
横綱の連続での変化は、大きな波紋を呼びました。
改めて、このスタジオで率直に伺っていきたいと思うんですが、2度の変化を選んだ理由は、横綱、どういうことなんでしょうか?
そうですね、今、終わったから正直に話しますけど、言い訳にも聞こえるかもしれないんですけど、正直言って、まだ肩が治ってなくて、受け止めれるそういう自信はなかったんですね。
だけど、なんとか勝ちたい。
ここしかないっていう気持ちもありましたし。
だから、ああいう結果になったかなと思います。
その勝ちにこだわるという気持ち、私たちも見ながら感じ取っていました。
ここで横綱に、実はデーモン閣下からメッセージが届いていますので、ご覧いただきます。
デーモンである。
横綱・鶴竜関。
横綱になっての初めての優勝、まずはおめでとう。
さぞかしほっとしていることでしょう。
スタジオでねぎらいのことばをかけたかったんであるけれども、残念ながら、わがはいは今、大阪にいてね、そこに行けないんだけども。
そこに行って、優勝のねぎらいもそうなんだけど、ちょっとねちねちとね、苦言も呈したりしたかったんだけど、まあ、なんといってもやっぱり、最後の優勝決定戦の一番、自分の相撲で万全に勝ったあたり、あれを見て、来場所以降もやはり鶴竜関の未来、こういうふうにどんどんどんどん自分の相撲を磨いていってもらいたいなと。
来場所以降、ぜひともわがはいは、鶴竜関の優勝しようがしまいが、自分の相撲を取るんだということに徹してもらいたいと、そういうふうに期待しているので、よろしく頼む。
まあ、まずはしばらくじっくりと休んでくれたまえ。
ではまた会おう!
いかがでしょうか?
そうですね、しっかり来場所、自分の相撲、15日間ね、取りきれるように、また頑張っていきたいと思います。
清宮さんも、美しい型を持っていると。
本当、もうね、自分のスタイル、来場所以降も期待しています。
頑張ります。
改めて来場所の目標をひと言お願いいたします。
横綱になって、やっとその長い暗いトンネルから抜け出したと思いますので、これからもっと自信持って、自分の相撲を取り続けて、まだまだこれから頑張っていきたいなと思います。
これからも本当に期待しています。
本当におめでとうございます!
ありがとうございます。
ありがとうございました。
中入り後の勝敗です。
返り入幕の蒼国来は勝ち越し。
新入幕の大栄翔は負け越しです。
遠藤は勝ち越し、敗れた朝赤龍は負け越しました。
今場所大活躍の嘉風は、千秋楽も白星。
関取で最年長の安美錦が勝ち越しました。
大関・豪栄道は負け越し。
九州場所は角番になります。
三賞は、2横綱2大関を破った嘉風が、殊勲賞と技能賞。
敢闘賞は、10勝を挙げた栃ノ心と、終盤まで優勝争いに加わった勢の2人です。
次はプロ野球です。
セ・リーグ、首位ヤクルトと2位巨人の直接対決です。
きのうは、巨人が競り勝ち、ヤクルトに1ゲーム差に迫りました。
きょうも接戦となりました。
ヤクルトは5回、3塁2塁と、巨人の先発、菅野を攻めます。
打席はピッチャーの石川。
なんとしてもバットに当てようと、食らいつきました。
先制のタイムリー。
ヤクルトがこの回、2点を奪います。
巨人はその裏、一打同点のチャンスに、代打、井端。
雄平があらかじめライト線に守っていました。
追い上げは犠牲フライの1点にとどまります。
それでも7回、巨人はノーアウト1塁2塁と攻め、代打は寺内。
小技を得意としています。
バントを決められません。
続くバッターにも、代打、堂上が送られます。
ヤクルトは、左バッターとの相性がいい、きゅうこがマウンドへ。
両監督が激しく動きます。
ここは真中監督の采配が当たりました。
ヤクルトは、抑えのバーネットを8回途中から投入し、1点のリードを最後まで守りきりました。
ついに優勝へのマジックナンバー3が点灯です。
ヤクルトの真中監督。
こういうゲームに勝てて自信になった。
きょうの試合を取れたのは大きいが、まだ先がある。
一試合一試合、これまでと同じ気持ちでやっていきたいと気を引き締めていました。
4位広島は逆転でのクライマックスシリーズ進出を目指して、3位阪神との直接対決に臨みました。
広島は1回、丸。
今シーズン3本目となる、17号先頭打者ホームラン。
すぐに追いつきます。
さらにこの回、4番エルドレッド。
打線がつながって、逆転します。
中盤以降はピンチの連続。
7回、2人目の大瀬良が1点差とされ、1塁2塁で福留。
ダブルプレーで切り抜けました。
広島は3位阪神との3連戦に勝ち越し、1.5ゲーム差に近づきました。
一方、阪神はきょう敗れて、リーグ優勝の可能性がなくなりました。
和田監督は、現状を重く受け止めているし、責任を痛感している。
すべての責任は私にあると話していました。
セ・リーグの順位です。
首位ヤクルトの優勝へのマジックナンバーは3。
巨人が2ゲーム差で追います。
パ・リーグは、激しいクライマックスシリーズ進出争いが続いています。
3位西武と4位ロッテのゲーム差は1.5。
西武は4連勝中。
きょうはある選手の存在で、さらにチームの勢いが増しました。
34歳の森本は、きょうが引退試合。
3回、1点を先制し、渡辺。
森本の同級生です。
タイムリーヒットを打って、リードを広げます。
8回、守備固めで7番に入った森本に回せと、打線がつながります。
先頭の1番秋山は、シーズン208本目のヒットとなる2ベース。
3番浅村は、全力で走りました。
エラーが絡み、追加点を奪います。
6番栗山は、しっかり選んでフォアボール。
みんなの掛け声がうれしかったと森本、最後の打席。
西武は、森本の存在で結束を強め、5連勝です。
西武の田邊監督。
8回の場面について、毎試合やってほしいくらい、みんなでつなぐという気持ちが出ていた。
あすも全力で頑張りますと、振り返っていました。
ロッテは全力疾走が流れを呼びました。
1回、40歳の井口。
2アウトの場面で必死に走って内野安打。
先制点を奪います。
4回は鈴木。
キャプテンも走って走って3ベースヒット。
続くルーキー、中村のタイムリーでホームにかえりました。
先発の大嶺祐太は、7回3安打無失点と好投。
逆転でのクライマックスシリーズを目指し、こちらも譲りません。
大嶺は8勝目。
不安でいっぱいだったが、気持ちだけは負けずにいこうとマウンドに上がった。
大事な試合に勝ててよかったと、安心した表情でした。
日本ハムの大谷は、リーグ単独トップの14勝。
きょうはスライダーが効果的でした。
防御率でもリーグトップの貫禄を見せ、オリックスにつけいる隙を与えません。
打線は1点リードの8回、1番の陽。
大谷のタイトル獲得を応援すると、7号ソロ。
リードを広げます。
その裏、大谷は初めて2塁にランナーを背負います。
ここもスライダー。
大谷は8回無失点で15勝目。
初のタイトルへ、大きく前進です。
日本ハムで15勝を挙げたのは、4年前のダルビッシュ以来。
栗山監督は、20勝だったら少しは喜ぶけど、まだもの足りない。
それでも絶対に0に抑えないといけない展開で、よく我慢してくれたと評価していました。
パ・リーグの順位です。
3位西武と4位ロッテはともに勝ってゲーム差は1.5のまま。
あすが最後の直接対決です。
外2人、数的には余った。
行け!行け!トライ。
歴史的勝利に沸いた、先週の南アフリカ戦。
あっと、インターセプト!抑えられない。
しかし、次のスコットランド戦は敗れ、1勝1敗。
悲願の決勝トーナメント進出へ。
ここからが正念場の日本代表。
清宮克幸さんが徹底分析します。
ここからは、ラグビーワールドカップです。
まずはスコットランド戦。
清宮さんはいかがでしたか?ご覧になって。
ひと言で言うと、欲が出てしまいましたね。
というのは、どういうことでしょう?
簡単にトライが取れるかもしれないという欲だったり。
メンバー構成を見ても、前半から本当は接戦が予想されたんだけれども、南アフリカに大勝したことで、たくさん前半からトライが取れるような布陣で、臨んでしまいましたね。
そのあたり、実際の試合を振り返ってみましょう。
まずは開始直後、ボールを失った場面でのプレーですが。
そうですね、無理にパスをつなごうとして、ミスになりましたね。
これまで、あまりこういうの見られなかったですよね。
そうですね。
そして前半35分のチャンス。
ここでは、味方を飛び越えてトライを狙っていきましたが、阻まれてしまいました。
本来、組織的なアタックをして、トライを取りたいところだけど、ここも個人の判断で、こういうプレーをしてしまったと。
そして、後半のこのシーンでは、インターセプト、そして、これがトライまでつながってしまいました。
そうですね、ここもふだんやらないような、無理をしてしまったプレーですね。
個々の能力が五角だっただけに、本当、悔やまれる内容でしたね。
そうですよね。
なかなかチャンスをものにできなかったという印象でしたよね。
ただ、すばらしいプレーもあったんですよね?
ありましたね。
それがこちらです。
五郎丸選手のプレー。
前半終了間際、スコットランドに攻め込まれて、日本、あわやトライを奪われてしまうかという場面。
もう時間は40分を過ぎていたところで、この五郎丸選手のタックル。
もう説明いりませんね。
映像見ていただければ、いかにいい、すばらしいプレーだったか。
ですね。
大会第1週目の優れたタックル部門の1位に選ばれたプレーだそうですが。
もしね、試合に勝っていれば、翌日の朝刊、新聞は、全部このタックルシーンじゃないかなと。
これで本当、後半いけるぞという気持ちになりましたもんね、見ていて。
そうですよね。
日本が戦うグループBですが、日本の次の対戦相手、サモアが南アフリカと対戦しました。
強力なフィジカルで戦うサモア。
南アフリカは、初戦日本に敗れ、負けられない試合です。
立ち上がり、サモアは激しいタックル。
さらに力強い突破。
南アフリカの反則を誘います。
しかし、前半15分でした。
このトライをきっかけに、チームにほころびが出始めます。
中でもラインアウト。
たびたびボールを奪われました。
思いどおりのプレーができず、いらだちが募るサモア。
前半、11点のリードを許します。
後半は南アフリカの一方的な展開。
ノートライで敗れたサモア。
決勝トーナメント進出へ、次の日本戦が勝負です。
では、グループBの順位表を見てみましょう。
2位までが決勝トーナメント進出できます。
1位は南アフリカ、日本は4位です。
南アフリカと日本、同じ1勝1敗なんですが、勝ち点の差が3あるんですね。
これ、説明しますと、南アフリカは2試合とも4トライ以上を挙げたため、ボーナスポイントが合わせて2入っています。
さらに、7点差以内の負けで得たボーナスポイントが1加算されているので、こういう差になるんですが、清宮さん、いかがでしょうか?
南アフリカとの勝ち点の差は、もう1勝分くらい離れてますので、日本代表はこのサモアとの試合、必ず勝たなければいけませんね。
ただ、南アフリカに日本は勝っていて、サモアは、結構差を、大敗した印象があるんで、期待しちゃうんですけど、だめですか?
それはちょっと甘いですね。
やっぱだめでしたか。
あの試合は、南アフリカが本当に強かった。
日本代表に負けたことで、チーム力が一気に上がりましたね。
では、サモアと戦ううえでの注意すべきポイントはどこなんでしょうか?
サモアは、激しいチームなんですよ。
アタックでもディフェンスでもすごく激しいんですけど、特にディフェンスで、彼らの激しさに負けない、日本代表の強さ、プレーが大事ですね。
ディフェンスはどんな特徴があるんですか?
ジャッカルと呼ばれる、相手のボールを、球を取るシーンなんですけど。
それ、実際VTRでもご覧いただきましょう。
青のジャージがサモアなんですが、このシーン。
1人目が激しくタックルしたあとに、2人目、6番の選手がボールを奪いにいきます。
この立ったままボールを奪うプレーのことを、ジャッカルというんですね。
今度は白がサモア。
ここも2人目の20番の選手が奪いにいっています。
すごいプレーですね。
これが持ち味なんですよ。
過去にもこういうアイランダーに対して、日本代表は接点で負けて、ゲームを失ったことが何度かありましたので、非常にポイントですよね。
どう回避していけばいいんでしょうか?
まず、最初のプレーで前進することですね。
1次攻撃で前進できなかったときに、2次、3次といずれにせよ有利な状況になっていると、ああいうシーンが増えてくるので、1次攻撃でいかに前進できるか。
ここがポイントだと思います。
さあ、一方でサモアに関して、先ほどのVTRでもちょっとあった、気になるデータがあります。
きのうの試合、サモア、ラインアウトの場面では、南アフリカは12回、全部成功しているのに対して、サモア、15回中6回失敗しているんですよね。
これ、どう見たらいいんでしょうか?
当然、成功することを前提にゲームを組み立てていますので、これだけ失敗するということは、ゲームにならないということです。
南アフリカと同じように、日本代表もプレッシャーをかければ、こういう状況になることは、十分考えられますね。
逆に日本代表といえば、ラインアウトからモールでトライを奪うという場面が何度もありました。
ご覧いただきましょう。
あの南アフリカ戦でもありましたし、2試合の中でラインアウトからモールで2トライ奪ってるんですよね。
このラインアウトに対しては、日本も自信持っていると思いますし、これ、一つ、ポイントになりそうですよね。
そうですね。
いい準備ができれば、こうやってトライ取れますけれども、一度やってることは、彼らも研究してきますので、通用しないですからね。
その上をいく工夫が必要になってくると。
そうですね。
これからどんどん、そういう戦いになっていくということなんでしょうが、サモア戦で、選手でキーになる選手は誰でしょうか?
私は一番強くて速いランナー、マレ・サウ選手と松島幸太朗選手。
この2人にいかにボールを持たせるか、そこがポイントだと思っています。
まずマレ・サウ選手ですが、突破力が持ち味の選手。
この赤丸が、マレ・サウ選手です。
このマレ・サウ選手の突破力というのは、まだ生かせてない?
そうなんですよね。
今、見たように、ボールを持つ、もらえる位置にいながら、サポートに入ってしまうシーンが何度もあるんですよね。
本来だったらマレ・サウ選手が、ボールを運んでほしいわけですね、持って。
そうです。
さあ、そのマレ・サウ選手と、もう一人がこの松島幸太朗選手。
ジンバブエ人のお父さんと、日本人のお母さんを持つ22歳。
この松島選手は南アフリカ戦でも、五郎丸選手のトライに結び付く、この突破を見せた選手。
ただ、このシーンぐらいですよね?
そうですね、これ、松島君にボールを持たす設計をしてるんですね。
それをしっかりと実行したすばらしいプレーなんですけど、こういう形を何度も増やしたいですよね。
では改めて、来月3日のサモア戦に向けて、エールを、清宮さんからお願いします。
もう、見てのとおり、大チャンスですね。
ベスト8、必ず進出するという気概で、すばらしい戦いを日本のわれわれにも届けてほしいと。
しっかり応援しましょう。
以上、ラグビーワールドカップについてお伝えしました。
続いてはサッカー女子のなでしこリーグ。
レギュラーシーズンはきょうが最後の試合です。
首位はINAC神戸レオネッサ、勝ち点差1で追うのは日テレ・ベレーザ。
優勝争いの行方は。
首位のレオネッサ。
勝てば優勝の一戦に、今シーズンのリーグ最多1万1000人余りが詰めかけました。
前半、キャプテンの大野から澤。
大野はさらに、自分が決めなければと、みずからドリブルで攻め込みます。
得点はならず。
両チーム無得点で折り返します。
同じ時刻で試合の2位ベレーザ。
逆転優勝を諦めないと、あくまで勝利を狙います。
前半7分のコーナーキック。
阪口が合わせ、先制。
これで勢いに乗りました。
その3分後、今度は阪口が、守りの裏を狙っていたと、ロングパス。
チームの得点王、21歳の田中が追加点。
さらに19歳以下の日本代表、籾木。
ベレーザは、若手とベテランがかみ合って快勝し、勝ち点3。
レオネッサの結果を待ちます。
レオネッサは後半もチャンスを作りますが、得点できません。
試合終盤、大野から川澄。
ゴールを狙いますが、枠の外。
引き分けに終わったレオネッサ、優勝を逃しました。
まだレオネッサの結果を知らないベレーザの選手たち。
そこにチームのスタッフから。
ベレーザ、逆転でレギュラーシリーズ優勝をつかみ取りました。
そのほかの結果です。
3位ベガルタ対4位ジェフの上位対決は、ジェフが快勝しました。
レギュラーシリーズの順位です。
元日本代表監督、岡田武史さん。
11歳年上の岡田さんは、同じ大学の先輩。
指揮官として、そして一人の人間として、大きな敬意を払ってきた存在です。
監督として大切にしてきた哲学。
そして、FC今治で取り組む新たな挑戦について聞きました。
どうもきょうは。
キャスターやってるらしいじゃん。
そうなんですよ。
全然似合ってないけど。
ありがとうございます。
いえいえ。
じっくりと話をするのは初めてだという2人。
まず聞いたのは、初めて代表監督を引き受けたときの思いでした。
ちょっと岡田さん、代表の監督やられて、いろいろあって、そこに落ち着いたんだと思うんですけど、その当時の実績がなかったわけじゃないですか。
それでなんかこう、気がかりになったとか、そういうのは?
98年フランス大会での三浦知良選手。
2010年南アフリカ大会では、中村俊輔選手。
監督人生の大きな転機となった、中心選手を外す決断。
どのような信念に裏打ちされたものだったのか。
そしてことし、岡田さんは新たな挑戦に乗り出しました。
このたびFC今治のオーナーになりました、岡田武史でございます。
スポーツの力で地方を創生する、そういうようなことができないだろうかと、そういう夢を抱いています。
J3の2つ下、地域リーグのチームのオーナーとなった岡田さん。
自分が考える理想のJリーグクラブを、一から作り上げようと考えたのです。
トップチームだけでなく、ジュニアのチームにも目を配り、一貫した育成方針で強化していく考えです。
すごいことになってるわ。
さらに、クラブのある今治市の活性化にも積極的に取り組みます。
目指すは、地域と共に成長していくクラブ。
社会全体のあるべき姿を見据えた行動でした。
清宮さん、どのように感じましたか?
岡田さん、かっこいいですね。
本当にすてきな楽しい時間だったんですけど、スポーツで街を変えていく、街をおこしていくという、そういう発想、僕も磐田市で持ってまして、来年から部活動、中学生、高校生の部活動を、学校単位じゃなくて、地域単位でできないかっていうことを、今、一生懸命やってるんですよ。
それができればまず、来年から高校でラグビー部が出来たりとか。
岡田さんと大局はね、同じ。
実際にやることは違いますけど。
非常にいい勉強させてもらいました。
これからも、またさらに楽しみになりました。
さあ続いては。
トゥデーズスポーツ。
東京六大学野球。
明治大の高山は、リーグの通算最多安打記録まであと2本に迫っています。
きょうの第1打席。
厳しいコースを捉えて、センター前ヒット。
記録にあと1本に迫ります。
さらに、第2打席。
これが通算127本目のヒット。
プロ野球・巨人で活躍した高田繁さんが作った、48年前の記録に並びました。
新記録が懸かる次の試合は来月10日です。
ゴルフの石川遼。
2週連続優勝を狙いましたが、最終日は振るいませんでした。
スコアを大きく崩し、52位に終わりました。
優勝したのは、賞金ランキングトップ、韓国のキム・キョンテ。
初日から安定したプレーを続けました。
今シーズン4勝目を挙げ、獲得賞金も1億円を超えました。
女子ツアーは、大山志保と表純子のベテランが優勝争い。
表を1打差で追う大山。
17番のティーショット。
バンカーに入れ、このホール、ボギーとします。
対する表はバーディーパット。
ボギーの大山に3打差をつけました。
2年ぶりに優勝した表。
通算4勝目です。
清宮君。
もちろん、清宮君です。
和歌山県での国民体育大会。
高校野球では、早稲田実業の1年生、清宮に、熱い視線が注がれました。
第1打席はライトへの鋭いヒット。
さらに、第2打席。
大きな当たりの2ベース。
清宮は2安打の活躍でしたが、チームは敗退。
3年生と戦う最後の戦いを終えました。
J2の結果です。
首位のアルディージャは2連勝。
3位セレッソは引き分けて、2位ジュビロとの勝ち点差は5に開きました。
敗れはしましたけれども、息子の幸太郎選手の活躍、いかがですか?
もっと頑張れ。
おっ。
厳しい。
ジュビロも頑張って。
そうですよね。
そして、清宮さんはマンスリーキャスター、きょうが最後ということなんですが、どうでしたか?キャスターやってみて。
ラグビーワールドカップが始まるときに、こういうお声を掛けていただいて、少しでもラグビーの話を皆さんにお伝えできればと思ってきましたが、ラグビー日本代表が南アフリカに勝ったということで、本当に僕の予想をはるかに上回る、すばらしい反響と、結果が出せたと思います。
ありがとうございます。
そして気になる10月のマンスリーキャスターなんですが、この方です。
今シーズンかぎりで楽天を引退する斎藤隆投手。
来週の日曜日は斎藤投手の引退試合の日ですので、仙台から中継でご出演いただきます。
清宮さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
2015/09/27(日) 22:00〜22:50
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]
どうなる千秋楽?優勝力士が生出演!▽勝負のサモア戦へラグビー徹底解説▽岡田武史×清宮克幸「監督論」語る▽なでしこ最終節・優勝は?▽10月マンスリーも発表します!
詳細情報
番組内容
▽どうなる千秋楽?優勝力士が生出演 ▽サモア戦へラグビー徹底解説 ▽清宮克幸×岡田武史「監督論」語る【ゲスト】清宮克幸,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】清宮克幸,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 定時・総合
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:1019(0x03FB)