日米クオーターのAnly【拡大】
才色兼備のニュースター誕生の予感だ。
Anlyは沖縄本島からフェリーで約30分の離島、伊江島出身で、母方の祖父が米国人のクオーター。島にCDショップはなく、家にパソコンもインターネット設備もなかった。それでも音楽好きの父が沖縄本島から持ち帰ってくるCDで、幼い頃からブルースやロックに親しみ、エリック・クラプトン(70)らを聴いて育った。
5歳で初めてギターを触り、小学3年でコードが押さえられるように。中学3年で曲作りを始め、ストックは現在80曲にも及ぶ。中学卒業後は那覇市内の高校へ進学。高校2年時に同市内のライブハウスに出演していた際、「すごい高校生がいる」という噂を聞きつけた音楽関係者の目に留まった。
今年8月にインディーズデビューし、年内にソニー・ミュージックレコーズから「太陽に笑え」でメジャーデビューすることが決定。同曲は張りのある力強い声で歌い上げたロックで、楽曲の力強さが「サイレーン-」のストーリーにピタリとハマり、主題歌に抜てきされた。主演俳優の松坂も実際にライブハウスに足を運んで同曲を聴き、感動したという。